書こうか迷ったのですが、
これからラン活を本格的に行う方の
反面教師になれればと思い
公開することにしました。

長文なのでお時間のある時にどうぞ。


------------


春休みの事でした。

まだ愛知では緊急事態宣言が
出されてはいませんでしたが、
宣言が出されるのは時間の問題、
そのうち出歩けなくなるよね?と考えて、
その前に、と実家へ顔を出しに
行った時の事です。


娘は4月から年長さん。
緊急事態宣言が出されたら
ラン活も思うように出来なくなるはず、と
実家に行く途中、
ふらりと土屋鞄に寄って
ランドセルを試着してきました。

さすが春休み。
コロナ騒動はどこへやら?
お店の前は祖父母を連れた家族連れで大混雑。
その日は入場制限されており
入店まで15分ほど待ちました。


娘とは何度もランドセルの色について
話し合っていたのですが、
娘が最初からロックオンしている色、
それは土屋鞄さんのプレミアムカラー
ミントブルーでした。

IMG_5618.jpg

土屋鞄さんのミントブルーは
単なる水色ではなく
本当にうっすらグリーンの入った
綺麗な水色なのです。

娘は入店するなりミントブルーにまっしぐら。
これこれ、絶対これ!

前回のワークショップから譲らない娘を見て、
私も覚悟を決め、最終確認に入ります。

一度買ったらランドセルが手元に
届いてなくてもキャンセルできない事。
もちろん買い直しもできない事。
6年間大切に使って欲しい事。
誰の意見でもなく、
本当に自分が欲しいと思っているか。


実は、度々、手にした物の交換を申し出る娘。
貰った物も買った物も、一度手にしたら
交換は出来ないのだと何度説明しても
すぐに気持ちが揺らぐ娘。

私が横から口を出すと
途端に気持ちが揺れる娘。

なんだか不安だ、、、。
一応、別のランドセルも見てみよう。

と、せっかく土屋鞄なのだから
内装の可愛らしいアトリエシリーズも
背負って貰ったところ、
今度は内装の可愛らしさにロックオン!

IMG_5619.jpg

IMG_5620.jpg

パンフレットで見ていたより
実物はめちゃくちゃ可愛いかったです。
さらに内装の生地がツルツルで
汚れの心配がなさそうな感じ。
(内装は合皮)

じゃあ、さっきのミントブルーは?と
内装をチェックすると、
こちらは至ってシンプルなベージュ。
本体の色以外、特筆する利点がなくあせる

娘さん、一気に気持ちが変わりました。
これ!絶対これ!

色は?と聞くと、
ピーチが良い、と。

わぁー、これまた気持ちが変わりそう滝汗


こんなにちょっと見ているだけで
気持ちが変わるなら
まだまだ買えないなぁと
お店を後にしたのですが、

実家に着くと、娘が開口1番に

ランドセル、決まったよ〜照れ
と幸せそうに報告ポーン

どうしてそのランドセルが良いのか
説明して貰った所、

内側の柄がすーーーっごく可愛いの音譜

と。
その報告している笑顔を見たら
安心しました。

あぁ、これだ。
この笑顔だ。

恋する笑顔。

娘がランドセルに恋した瞬間でした。

アトリエシリーズは他にも選択肢がある。
でも、かぶせの色はピーチ一択だそう。
何故赤ではダメなのか聞くと、
火事の色だから怖いんですって爆  笑

じゃあ娘の好きなパープルは?と聞くと、
ピンクの方が好きだし
内装の柄もピーチのが一番好きなんだとか。


たしかに、アトリエのピーチには
そこかしこに挿し色としてブルーが入っていたり
内装もブルー基調。



本体全部がブルーじゃ無くても
ランドセルを開けた時に
大好きな色が有れば良さげな感じ、、
ですかね?

チャームが若干大きすぎやしないか?
と思ったものの
娘はこちらも気に入った模様。

本当にこれで良いのかシツコク聞いてみたら
終いには怒り出す始末あせる

しまった、聞きすぎた滝汗

その後、夫が
ピーチで良いなら他のランドセル工房で
似たような柄や色は無いのか?
と検索を開始しましたが、
やはりあの可愛さと色はどこにも無く。

そんな訳で、
ミントブルーを試着しに行って
詳細をチェックした結果
アトリエのピーチになりました、とさ。


今年は新型コロナの影響で、
オンライン購入でも店頭と同じ特典を
付けて貰えるとの事だったので
自宅でのんびり購入手続きをしました。

しかもAmazonペイを使うと5%オフ口笛
アトリエシリーズは少々お高いので
少しでもお安く買えて良かったです。
(あ、スポンサーは実家の両親ですが音譜

※今年は新型コロナの影響で、8月末まで在庫切れを気にせず購入出来ることになりました。希少在庫の商品は期間内に在庫切れになる事もあるそうですが。

ただね。
正直、土屋鞄のランドセルは
小ポケットが小さいため
使い勝手が悪そうですえー(ボソッ)

それでも娘は「これが良い」と言い切り
夫も私も、これなら、と思えたので
購入に至りました。


多分、もっともっと色んな工房に出かけて
試着した方が良かったのかもしれない。
けれど、娘の性分から無理でした。


そしてこの後、とんでもない事態に。


ランドセルの購入手続きから
ひと月ほどが過ぎた頃、
娘から唐突に質問されたのです。


ランドセルの色って、変えれないよね?


はい、きました〜〜〜滝汗


私、娘の事をよーく分かっているつもりで
見落としていました。

娘の性分を考えれば
気持ちが変わりやすいことは
わかり切っていたはず。

なのに、なぜあの時、
購入手続きをとってしまったのだろう。

娘から催促されたとは言え、
購入期限はまだ先だったのに
なぜギリギリまで待たなかったのだろう。


ようやくコロナが落ち着き始め
ショッピングモールに出かけるたびに
ランドセル売り場を見つけては
色々試着してみる娘。

もう買ってしまったのに。

何も言わずに試着している娘をみていると
自責の念に苛まれます。

ランドセルのCMを見るたびに
自責の念が溢れてきます。


先日は、
ランドセルが届いた夢を見ました。

最初、娘があんなに嫌がっていた
赤色のランドセルでした。
(夢の中ではピーチは濃い赤だった)


娘は優しい子だから
どんなランドセルでも
大切にしてくれると思います。

でも。
これから6年間も毎日背負うランドセルが
娘の希望の色じゃないなんて
申し訳なさすぎて泣けてきます笑い泣き

購入したランドセルは今見ても可愛いと思うし、
私は後悔していません。

でも、使うのは娘。

あんなに娘の好きな色にしてあげよう、
と思って見に行ったのに
結果的に親の希望になってしまった感チーン


ランドセルは親からのプレゼント。

そう思えれば良いのだけれど、
ランドセル売り場を見る娘を見ていると
買い焦った自分を一生呪いたいです。