「小花、不妊治療は続けてくれるよね?」
 
再同居が決まった辺りから、夫から何度もそんな感じで確認されているのですが、

夫には私の秘めたる想いがお見通しなのでしょうか?
 
 
まだその決意をした訳では無いのだけれど、確かに私の中で、

「もう不妊治療は十分やり終えた」

という思いがあるのは確かです。

 
おそらく、同居しながらの不妊治療は、私の精神力では耐えられません。
たとえ夫の支えがあろうと、実家の助けがあろうと、

最初は頑張れても、いずれまた精神が破綻すると思います。
 
それは、ずっと前から分かっていたこと。

だから2年前に別居に踏み切ったんだもの。

 
ならば何故、夫を説得して別居をもう1年延ばさなかったのか。
おそらくあの優しい夫なら、私が願えば叶えてくれたと思います。
 
でも、私はそうはしませんでした。
 
なぜなら、8月の採卵で私の卵巣の限界を見せ付けられたから。
おまけにその前の周期も、そのまた前の周期も私の卵巣は狂っていた。
私はあれ以来、不妊治療に対する限界、いや、自分の体の限界をイヤと言うほど痛感してしまったのです。
 
と同時に、私達はもう二度と赤ちゃんを抱くことは出来ないのだろうな…と
なぜか突然悟ってしまったのです。
 
自らの意思で治療を諦めよう…というのではなく、
治療を続けても、きっともう無理なんだろうな…という悟り。
 
だから私は、心の休養をとることに決めたし、

さっさと再同居を決意しました。
 

 
でもね。

実は今、次回採卵に向けて高級サプリを飲み始めたばかりなんですよ。
 

矛盾しているかもしれないけれど、治療をやめるつもりは、今のところありません。
ただ、治療をしても無理なことを承知で続けるつもり…というか。
 

こんな風に書くとものすごい無駄遣いに聞こえてしまうのですが、
これは夫が納得するための必要経費だと思うのです。

 

うちの夫は、

「後何回でやめるとか、何歳になったらやめるというなら、最初からやらない。」

という人です。

心の区切りのためのボーダーラインを引かせてはくれません。

 

夫が協力的なのは嬉しいことなのだろうけれど…

でもだからこそ、「まだ諦めなくていいんだ」という安心感もあるのだけれど…

 

そしてまた、私も頭では悟っていても、

奇跡を願う心がどこかに残っているんだよね…

 

だから私は、お医者様から次の選択肢を提案されるまでは

もう少し足掻いてみようかと思うのです。

もうすでに期待もしていなければ、今後の希望さえも失ってしまったけれど

新しい家族、赤ちゃんを望む気持ちはどうやっても消せないから。
 
 

 
冒頭の質問以外に、最近の夫からよく出る言葉。
 

「小花を幸せにしたい」
 

 

 ねぇあなた。
 私はあなたと一緒にいられるだけで、十分幸せなのよ?
 でも、そういう悟りがふと頭をよぎってしまうから、

 もしかしたら寂しそうに見えてしまっているのかな。。

 

 もっと幸せそうにしなくちゃね。
 だって私達はいつかパパとママになるんだもん。

 
 
 
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 皆様の切なる願いが
 叶いますように(祈)
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