本日も怒涛のごとく投稿しています。今日はこれで4回目の投稿です。

過去の記録を続けます。通算6回目で採卵した時の受精卵を戻すお話です。
過去日記もこれでラストビックリマーク
これらが少しでも体外受精組の皆様のお役に立てたなら光栄です。
長らく読んでいただきありがとうございました祈る
この日記の続きはカテゴリとしては「移植11回目」に続きます。
また、現在の治療状況については「カウフマン療法」以降になります。
 
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2009年5月、採卵周期D15の移植日のことです。

いつもなら受精卵の話は培養士さんから聞くのですが、
今回は珍しく先生に呼ばれて話をうかがいました。
 
なんで?と思ったら、移植は2個とも行いたいと言うのです。
どうやら前回までの結果から2個移植した方が良いと判断されてしまったようです。
 
しかし、私達の答えはNO。
あくまでも1個移植にこだわりました。
 
というのも、たとえば2個とも赤ちゃんになれないだろう受精卵だったとして、
その2個を同時に移植したからと言って、
それが相互作用で赤ちゃんになるようなミラクルは起こらないと知っていたから。
 
また、1個は赤ちゃんになれる受精卵で、もう1個は違ったとして、
その2個を同時に移植したからといって、
赤ちゃんになれる受精卵がもう1個の受精卵に何かしら助けられるということもないから。
また逆に、違う受精卵が赤ちゃんになれる受精卵に触発されて
赤ちゃんになれることもないから。
 
さらに、2個とも赤ちゃんになれる受精卵だったとして、
その2個を同時に移植したら2卵生のハイリスク妊娠、
しかもハイリスク高齢出産になってしまうから。
 
だったら、せっかく2個受精卵があるのだから、
1個ずつ大切に戻したいと、二人で先生を説得しました。
 
もちろん先生は、患者である私達の希望に従ってくれました。
 
受精卵は、7分割と10分割のものがありました。
先生からは、今は10分割のほうがグレードがいいけど、
移植時により良い方に決めますね!と説明してくれました。
 
私は前回のことがあってから、
コンパクションが始まっている受精卵が良いと知っていたため、
この時点で始まっていないのなら、
もしかしたら二つとも期待は出来ないのかもしれないと
すでに諦めが入っていました。
 
結局、7分割だった受精卵が移植直前に8分割になったため、
8分割のほうを移植することになりました。
なんだか、こうして分割したばかりの受精卵を移植できるなんて、
諦め半分とはいえ、すごくすごく嬉しかったです。
だって、今は確実に生きているんだもの。
 
奇跡を信じて、この受精卵が着床してくれることを祈り続けました。
 
移植後はいつもの通りHCG3000を注射。
また今回は採卵周期のため、数日置きに卵巣チェックがありました。
 
D19 ET5日目に移植後最初の診察がありました。
卵巣は左右ともに少し腫れている程度。
3X4cmと4X6cmと説明を受けました。
 
前日からお腹が張って苦しくなりつつあったものの、
腹水は少量しか溜まっていないので
今回はOHSSの心配は無いといわれました。
それでも、妊娠すると悪化するので注意しておいてくださいとも。
この日はHCG3000を注射しました。
 
D23 ET9日目に2回目の診察がありました。
卵巣が前回よりも腫れており、5X7cmと言われました。
ただ腹水は少なかったため、注射はHCGを続行すると言われました。
そのかわり、単位は1000だけでした。
 
D26 ET12日目は3回目の診察でした。
ET12日目というと、すでに高温期14日目。
通常妊娠なら妊娠検査薬で判定が出来そうなものの、
今回はHCGでホルモン補充をしているため、判定日までお預けです。
 
この日のエコーでの卵巣所見は7X4cmと6X4cmでした。
先生からは、良い感じで卵巣が腫れていますよ‥と
期待を持たせるような言い方をされ、
この日は判定日が近いことから、プロゲストン注射を50mg打ちました。
 
そして、プロゲストン注射を打った翌日から
基礎体温がグンと上がりました。
さらに、ムネも張ってきました。
 
これは注射の影響か?妊娠の初期症状か??
これまでの経験上、妊娠しているような気配はないけれど、
それでも期待していいものかどうか迷うところ。
 
そして迎えたD29 ET15日目の判定日。
結果は残念ながら陰性でした。
まったく薄っすらとも線は出ていませんでした。
 
基礎体温が高めに推移していたことから、
先生からは、もしかしたら通常よりゆっくり着床している可能性もあるから
数日たっても生理がこないようならもう一度きてくださいと言われました。
先生によると、妊娠していない場合はいくらホルモン補充をしていても
徐々に基礎体温が下がっていくから判るのだそう。
 
慰めと判っていても、
この時ばかりはそう言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。
これまで8回も陰性を突きつけられ、
慣れてきたとはいえ、やはり陰性は辛いのです。
 
残る受精卵は、3日目10細胞の1個だけ。
あまり期待は出来ないけれど、
それでもフラグメントの少ない綺麗な受精卵です。
これ以上、辛い採卵をすることは考えられないので、
これに期待するしかありません。
 
続きは、移植11回目のカテゴリへ
 
 
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夫は重度の乏精子症。
精子があるだけマシだと思われるかもしれませんが、
これまでの結果を見る限り、
なんらかの異常を考えないではいられません。
 
転院する前の先生から、
一度、顕微受精ではなく体外受精にしてみたら?
と勧められていたのですが、
そろそろ本当に考えてみた方が良いのかもしれませんね。
 
受精卵で3日目以降の成長は精子の質に左右されると言われてることですし。
 
ただ、最初の病院ではちゃんと胚盤胞まで育つことが確認できていました。
しかし4度で6個の胚盤胞を移植したものの、結果は陰性だったり初期流産だったり。
先生からは、私の体が胚盤胞を拒絶してしまうらしいと言われてしまいました。
それ以降はすべて初期胚で移植しています。
 
今回、不育症と着床障害の検査を受けたことから、
もしかしたら何か原因がわかるかもしれません。
そうしたらまた、胚盤胞移植でのトライが出来るようになるかもしれません。
 
今後の治療をどう進めるかは悩みどころ。
 
だけど、治療をしなければ授かれない私達は
前に進むしかありません。
 
体力と精神力が続く限り、赤ちゃんをこの手に抱くまで諦めません。
 
今後は引越しのため、日記の更新が滞るかと思います。
ですが、出来る限り近況報告はしていこうと思いますので
暖かく見守っていてくださいね。
 
私も皆様の幸運を祈り続けています。

 

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