今日もまた一日が始まってしまった。最近花粉症で鼻呼吸ができないせいか、不快な目覚めが続く。まだ寝足りないが、実際のところ8時間は寝てる。七時に出勤から九時出勤に切り替えたばかりの頃はこんなに眠れるなんてそれだけでなんて幸せなのだろうかと感動したものだが、半月でただの日常だ。朝食は昨日の残り煮物、、はもう弟に食べられていたので、煮物の汁を白飯にかけて食べた。「今日残しておけば明日の朝たべれるのよ」と言っていた母の言葉を思い出す。食べられてしまったではないか食べておけばよかった。着替えて腰に現収バックを通したベルトを巻いて、いざ出発、、しようと思ったらハンズフリーのイヤホンがない。あれがないと運転しながらラジオが聞けない。精神が病んでしまう。15分探して出発、出勤時間ギリギリだ。それでも遅刻はしない。会社には徒歩で行く。自転車はあるのだが、一時期取られて徒歩に切り替えたら、そのまま習慣になってしまった。たまに自転車で行くと、歩いて帰宅してから自転車を会社に忘れたことに気づいてしまうほどだ。徒歩のなにが良いか?スマホがいじれる。音楽がきける。会社に行くまでの時間を先延ばしにできる。そんなこんなで会社に到着。ここまでの間でかなり文章量になってしまったが、配達さえ始まれば、特に書くこともないのでもう少しお付き合い願う。
事務所に向かいながら上着を脱いで戦闘準備完了。タイムカードをこすって鍵をもらい端末をもらう。運転日報を記入して屋上の駐車所に行き、軽自動車に乗ってスロープを下る。スロープを下ると、自分の荷物を積み込むホームまで車で会社をグルリと一周する。会社はでかいのだ。一周で500mぐらいあると思う。途中練馬のホームを通る。練馬のホームには姉さんがいる。姉さんが荷物を積み込んでる背中を見ながら、今日もかわいいなーと内心で呟く。いや、声に出てたか、ドライバーは独り言が多い。今日は姉さんを見れたからいいことありそうだ。
ホームに着くとなにやら不穏な空気、なんでも私のコースのトラックドライバーが寝坊したらしい。軽四ドライバーが荷物の積み込みができなくて困っている。私もこの後困る予定だ。私は元々ここのコースのトラックのドライバーなのでじつら仕分けとかもだいたい分かる。そんな私がじゃあ私が仕分けしますと言って颯爽と皆に荷物を分配したらカッコいいのだけど、寝坊してる奴の尻拭いなどごめんだ。とりあえず最低限の荷物だけ持って仕分けされてない分は無視して出発する私だった。後で頑張ろう。10時半ぐらいトラックの山本さんから電話がかかってきた「コゴローくん出発しちゃったのーーー??」と言われました。なにを悠長な共倒れはごめんだぜ
今日は最高に良い天気だ。気温が丁度良くて風が心地よい。梅やスイセンやモクレンや菜の花など、花がやたらと美しく感じる。春の訪れを感じる日だ。これで配達が楽勝だったら昼寝でもするのだけど、、荷台はすっからかんなのだけど、会社に置いてきた大量の荷物を思うと気が重い。そういえばさっきから私は一言も声を出してないって?いやなんというか会話してないですからね、お客様との定型文の会話ぐらいしかありません。だいたい一日中こうやって自問自答が続くんです。だから精神が病むのだろう。
こんなところか、今日の配達については特に書くことはない。バナナ一本とみかん一つとコーヒをもらったことぐらいだ。

今日はこんなところにしておこう。