先日blogにてお知らせしましたカタックダンスのワークショップ記事ですが・・・
http://ameblo.jp/kogomi-gaea/entry-10764624034.html
私が打ち間違えて「カルカッタダンス」って書いてしまっていました
「わ~目では読んでいたつもりなのに、ついつい馴染みのあるカルカッタという地名を打ってしまいました!・・・けど、カタックって、カルカッタダンスとは違うの?」と、そもそもの質問を。どうも私だけでなく、よくある質問だったようで、ASHIRBAD Tok yo School of Indian Art主宰の廣光 恵さん説明いただいたメールをご紹介します。 kogomi♪
「カタックというのは、現在は主に北インドで踊られている古典舞踊です。昔はインド、パキスタン、バングラデシュはひとつの国だったので、今でもパキスタンやバングラデシュでも踊られています。カタックというのは、もともとは語り部の舞です。語り部というのは、ヒンズー教の寺院で、神様の教えや神話をジェスチャーを使民衆に伝えていた、ということなんです。世の真理を伝える役目を持った位の高い僧侶が行っていました。その後、インドにイスラム教徒が入ってくると、イスラムの国に伝わる踊りの技術もカタックの中に取り込まれて行くようになりました。ヒンズー教とイスラム教の大きな違いのひとつは、神様を具象化しないこと。ヒンズー教では、ガネーシャなどの象の頭を持った神や、トラの毛皮を来て、太鼓を手に大地を踏みしめるシバ神など、多種多様な神様の像や絵がありますが、イスラム教では神様を視覚的に表現することはありません。そのかわり、幾何学模様、数字やリズム、音階などを通して、神に近づく部分があると(私個人的には)思います。なので、カタックはリズム遊びやステップや回転がいっぱい。リズムを口でとなえ、手でカウントします。集中力が要ります!ので、脳みそがかなり鍛えられます。始めは大変だと思うかもしれないのですが、ぴたりとリズムがあうと気持ち良い!で、今度はそのリズムを踊りで表現していきます。
ヒンズー教とイスラム教のそれぞれの良い部分の混血という感じ。感情や情緒豊かな部
分と、複雑で深いリズムワークが交錯します。インド人って本当に数学に強いんですよ
。お店に行っても、計算機でまず計算して、確認は紙の上で自分で計算します(笑)。
カタックを勉強していくと、インド人にそういう得意分野があるのが納得できます。
あと、カタックを踊るときはサンスクリット(梵字)、ヒンディー語、ウルドゥー語な
どにも慣れ親しむ必要が出てきます。といっても、お勉強するぞー、と考えると頭が痛
くなるので、「楽しんじゃおー」くらいの気持ちで参加してください。で、インド人は
語学にすごく強いんですね。いくつもの言葉を話すし、外国語を覚えるのも早い。なん
でかな、と思ったんですが、耳がいいんですよ。インドの言葉は音がとても豊かです。
日本語で「か」といえば「ka」ですけど、インドだと「か」が4種類あります。全部発
音が違います。小さい時から色々な音色を聞き分け、口にしてるのです。私はカルカッ
タでカタックを習いましたが、現地の言葉を話せるようになってから(そうなるまでは
発狂するくらい大変でしたー。白髪いっぱい出ちゃった。笑)、耳がよくなりました!
微妙な音の違いに敏感になります。音に敏感になるということは、自分の身体にも敏感
になれることだと思ってます。
小さいうちから色んな文化、動き、言葉、食事に慣れ親しむことは、その子の人生に幅
を作ってあげることだと、1人の母親として感じています。私の両親が産まれたのは戦
時中。その後の貧しい時代を生きたわけですから、思うような教育を受けられなかった
。そこで、自分たちの子供にはなるべく。。。ということで、本当に色んなことを学ば
せてくれました。長続きしなかったものもあったけど(そりゃー、たくさん。ぷぷぷ)
、すべてが役に立ってますね。何にでもとりあえず触れさせてみよう!触れてみよう!
そんな気持ちで気軽にクラスに来ていただけたら,と思ってます。人前で踊って自分を
表現することは、心の解放にもつながります。他の子もいればやっぱり良い刺激を与え
合うし、頑張りますよね。子供って、実は親のいないところで、普段は家ではみせない
姿をみせてるものです。うちの娘も、家では嫌々ばっかりで甘えん坊ですが、保育園で
はさっさと自分でおむつ履き替えて、ズボンも履いてる姿を先日目撃しました。かなり
の衝撃でした。
30日の無料ワークショップで、是非カタックに触れてみてください。」
現在、ワークショップへのお問い合わせ、お申し込みが、キッズより大人の方が多いです(笑)!