いきなりですが・・・


人間の記憶って結構曖昧ですよね?


昨日の晩御飯思い出せなかったらもう老化だとか


まぁそういうことも気になりますが・・・。


毎日忘れられないくらい思ってるのに


好きな人の顔ですら・・・


ましてや好きな人の声なんか・・・


わからなくなる・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


何故なんだー??


なんで毎日こんなに思ってるのに


どうしてかぼやけてくる・・・・°・(ノД`)・°・


こんなにも毎日毎日あの人のことしか


考えられないのに


私の脳味噌はとうとう狂ってしまったのだろうか


そんなことを10年の間


何度思ったことか・・・


ってなこと、きっとみなさんも思われたと思うんですが


いかがでしょうか??


これって恋煩いでしょうか。


というかあの頃携帯電話があったなら・・・


迷わずにカメラでぱっしゃっと盗撮してたでしょうね


これって犯罪!?Σ(・ω・ノ)ノ!


なんちって。




話は変わって・・・


3学期になり、、ますます受験に忙しい先輩が学校を休み、


ほとんど会えない日々を過ごしていた私ですが、


案外親友愛美のおかげで


わりーと楽しい日々を送っていました


まぁ6割くらいは妄想生活を送っていたわけですな


妄想大国日本万歳(⌒¬⌒*)


それに仲間がいるってのも心強くて。


受験はさておき、(だって先輩が合格するかもわかんないしーって理論で


後の4割はというと、


私たちはとある壮大な(いえ、ちっぽけです))計画


練っていたのです。


ついに・・・


THE・KOKUHAKU・GEKIHAKU・TIME


L・O・V・E 


WE LOVE SENPAI


なーんてやっちゃう???


とうとうKOKUHAKUデビュー!!


キャーって


んなわけない。。(/TДT)/


そんなBIGなMYハートでしたら


DOKIDOKI片思いなんか


10YEARSありえないですからね。


って英語混ぜるとなんかかっこよく聞こえちゃう?!


ってそりゃ勘違い。


じゃぁ何かといいますと、、、


名付けて。。。 


THE・SWEET・MEMORY計画!


思い出残そうほととぎす計画なわけです!(語呂いいよね)


ってな感じで見事先輩の卒業式の密音を計画したのです!


これはまぁありなわけでしょ?!


卒業式の録音禁止なんて書いてませんから。


書いてなかったらOKってのが小学生の理論で・・・(ぼそ)


でもね、今の時代のような携帯電話に録音機能ついてまっせ


とか


MDのマイクとか音の質結構いいよねぇー


とか、そんなのは


普通にない!

ないったらない!


あの時代に携帯があれば


カンチとリカのように私たちもきっと違ってたはずっ・・・(妄想中)


つーかそんなナイスなもんできたん最近だわさ!!


そう昔といえば・・・テープレコーダーですがな。


あのでかい奴ね。


シガレットケースよりも2つ周りか3つ周りくらいでかいアレ!!


アレですがな奥さん。


あれをスカートのポケットに忍ばせて録音スタート!


ちなみに昔は80分か90分テープっつーのが


最高レベルで、(うちの周りだけ?)


しかも100円SHOPとかないから結構高くてさぁ(ぶつぶつ)


そうするとどうなるか、


①使いまわしのテープでいいよね


②テープの裏返しが必要不可欠


なわけです!!


はぁ・・・思い出すだけでももう赤面。(/ω\)


全て愛美に任せた私が悪かったのですが・・・


卒業式も中盤、そろそろ反転が必要な時間、、


愛美はトイレにいくとばかり思ってたのですが


愛美の大好きな先輩のご挨拶があるじゃぁありませんかぁ!


愛美はなんと咳き込むふりをしながら


そこでポケットから出し始めてテープの反転をしだしたわけです。


いやぁその心意気さすがは

愛する先輩のため!!


度胸あるなぁ愛美ちゃんかっこいい!


もちろん反転は大成功

ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


わーい周りのお友達への言い訳は

私に任しとけっ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


愛美よくやったぞ!!!!!!!!


って・・え???どこからともなく音楽


キコエタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


♪ねこふんじゃった~ねこふんじゃった~ねこふんじゃふんじゃふんじゃった~♪


゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o



猫、ネコ、、ふんじゃったって、パードゥン???


先生の地雷ふんじゃったの間違いじゃないのぉぉY(>_<、)Y


そうです。愛美は間違えて・・・


再生のボタンを押しちゃったわけで・・・


慌てて停止ボタンをおしたようなのですが時既に遅し。


シーンとした講堂。


ざわめく周囲。


かけつける担任の先生。


愛美はすかさず


「た、体調悪いんで・・・ほ、保健室いきます、です」


なんてしどろもどろで先生に言って走って出ていきました。


一方私はというと笑いこらえるのに必至で。


って鬼ちゃいますよ。


想像してみなはれ。絶対笑うから!


周りは結構きょとんとしてましたが


私は卒業式どころじゃなく


ましてや録音どころじゃなく。


計画も愛美が退出したわけで終了で。


「愛美ちゃんが心配なのでついていきます」


と先生に告げ私も講堂を後にしました。


そんなこんなである意味


最高に楽しい思い出になったわけです


私たちは先輩の晴れ舞台を見事途中退席で


計画は半分失敗したんですが


だけど忘れられない思い出になって


しっかりテープにも録音されています。


だから先輩の若々しい声だけは


テープにまだしっかり残ってるわけで。


小学生だからできた荒技でしょうか・・・


テヘヾ(@°▽°@)ノ


そんなこと考えてる暇あったら


今ならとっとと勉強しろよといいたいわけですが、


まぁそーいうことは次回のお話で。



うーん、やっぱり


記憶なんて消えないもので


思い出せないというのは


単に忘れちゃっただけなんでしょうかね??



















そんなこんなで


顔も頭も最強なライバル菜穂先輩が登場し


しかもしかももしかして二人ってかなりいい感じでは??


という嫌な予感に苛まれて・・・


がっくりな私。(x_x;)


そんな私に追い討ちをかけるように


部活動では先輩のパスをとれず


痛恨のミス。


「ボケナス!どこみてんじゃしっかりみとけ!」


とめちゃくちゃ怒鳴られ・・・


まさか


「先輩にみとれてました(*/∇\*)キャ」


なんていえるはずもなく。


それを取り戻そうと必至になり


ボールがコート外に出たにもかかわらず、(知らなかったんだよヽ(;▽;)ノ


ドリブルしてシュートぉぉ!!!


なんてした物だから


「貴様、もういい。コートからでろ。」


と一蹴され・・・


涙すらもう出てきませんが・・・ふう・・・


おまけに菜穂先輩には


愛と毒いっぱいに「どんま~い☆」なんていわれ・・・


同級生からは「バカ」扱い。


はぁ・・・恋って・・・つかれる!!!


(多分)恋に疲れて・・・(言い訳)


勉強も手につかないような私・・・


塾初体験な私は、そのレベルの高さについていけず、


ますます勉強しなくなり、


一番下のクラスへ転落(といっても下から二番目からの転落)


父上、母上・・・ごめんなさい。


それまで先輩と同じだった火曜木曜土曜クラスから


水曜金曜日曜クラスへ。


ねぇこれって正直意味あるの??


なんて思いたかったけれども


こうなったら同じ中学にいけるように


勉強するしかない!


ってことで恋を引きずるのは学校だけ!


さっさと切り替えてほーら勉強勉強!!


なーんてうまくいくと思います??


寝ても冷めてもダメダメ。


でもそんな時に同じ一番下のクラスにいた


一人の友達が私の心の支えになってくれました


今も私の親友愛美(まなみ)。


同じようにバカで(ごめんね)、同じ中学を目指してて、


学校も実は同じクラスで、


そして同じように一つ年上の先輩が好きで。。。


それまでは全然話することもなかったけども、


意気投合ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


愛美が言った言葉


「恋に負けてどうする!」


すごく印象的でした。


一人なら負けそうな逆境でも、仲間が多ければ多いほど


燃えるんだよね、乙女って。(*μ_μ) 


恋にダメなときは他で磨く!


友情でも外見でも中身でも、性格でも頭でも。


うじうじしてても仕方ないんです!


そんな私の燃え燃えモードとは裏腹に


2学期も終盤になると


受験勉強で忙しいのか


部活動の時間だけでなく、


学校でも、


先輩の姿はみれなくなってきました。


だからってもう恋に負けない!


みんなも負けないで!












そんなこんなで受験戦争に突入した私ですが


善は急げとばかりに


見事先輩と同じ塾に通うことに成功したわけです。


まさかうちの両親も


そんな不純な動機にまみれた話だとは思わず


「わいは受験する!勉強するで!そんで合格してみせるでぇ!」


ってなプロゴルファーサルみたいな


熱い説得に本当に喜んでくれたんです。


心苦しいかぎりですね・・・


でも・・・そんな甘い理由だったからこそバチが当たったんでしょうか


神様はしっかりみておられました。。・°・(ノД`)・°・


ある日の事・・・


教室でわぁーわぁーやってた私に


声をかけてきた人が。


見慣れない人


しかも女


きれー(☆。☆)


「テンコちゃんいるぅー?」


はいいいい??わたくし?わたくしですかああ??


恐る恐る「ワタシですが・・・」って出て行くと


すごく綺麗。例えるなら荒川静香さんとか工藤静香さんを


足して2で割ったような感じで。


いかにも運動できそー頭よさそーオーラ全開。


しかもちょっときつめなところも


大当たり!ビンゴ!ウノ!


しかも喋ることも尋常じゃない!


「テンコちゃんって山田のこと好きなんよね?」


挨拶くらいせんかぁーなんていえないくらい口あんぐり・・・


「えええええええええええええええええ・・・???」


いきなりすぎるところもさすがは静香さん!


「違いますけど」


というのが精一杯。


「違うことないよね?」


えらい食いついてくるなぁー


ピラニアかよ、しつこい奴め。


「違うったら違います。」


「そうなんだー。でも明らかにそうだと思うんだけど」


しつこすぎ!つーか他人にとやかく明らかとか言われたくない!


しかも冷静にあんた誰よ!


って内心思いつつ


「勘違いですけど。私同級生に好きな子いるんで」


って見栄はっちゃったりして。


「ならいいんだけど。山田はやめといた方がいいよ」


って言い放って、取り巻きの方々と去っていかれました。


「おおおおお・・・おのれぇ貴様誰じゃいヴォケナス!!!」


と教室で絶叫するも時既に遅し。


やまだはやめたなんてシャレみたいなこと言うはずもなく、


私の恋の炎になみなみと油を注いでいかれたのは間違いなく・・・


絶対に絶対にあんなヲバ(一つしか違わないけど)なんかに負けないし!!!


って宣言するも虚しく・・・


「テンコちゃーん(‐^▽^‐)」


体操服からすらりと伸びたカモシカのような足。


ちなみにテンコは大根2本。


イタ━━━(゚∀゚)━━━!!!


なんで、、、なんでなんでなんでな~んで?


なんで貴女が、、ゆゆゆゆYOUが同じバスケコートに・・・


「あ、あ、あ、あ、あ同じ部活だったんですかぁー・・・」


って・・・。いたの?いたわけ?あなたバスケ部ですか?


私今の今までもう2学期も終わろうとしてるのに


知らなかった!!| 壁 |д・)チーン


はぁー・・・しかも山田先輩と同じクラスなのね・・・


いいね。うらやましいよ(*´Д`)=зテヘっ


んなわけねー!!


チックショー!!!!


ありえねーーーーー!!っつーの。ヽ(;▽;)ノ


バーロ!!


もういいよ。こうなったらコナン小梅も総出演。


そのカモシカさん、お名前は菜穂先輩


綺麗な方はお名前まで素敵で。


こりゃ完敗ですわ。


同じクラスで、同じ部活で・・・


後輩が先輩を好きになるよりもよっぽど


同級生同士の恋のほうがめでたく


ハッピーエンドを迎えると思うんですね。


でもね、ポジティブなだけがとりえの私は


①まだ好きと決まったわけじゃないしぃ


②受験して私が同じ学校にいけば


 先輩の恋なんて自然消滅(ぷげら)


なんて考えてニタニタしてました。


そのニタニタが凍りつくのは


放課後。


IN塾


あ、あ、いるよー!!!


山田先輩がヘ(゚∀゚*)ノキャー



でもその隣りには・・・


その隣りには・・・・・・



なんで貴女がいるのぉおおおお!!!!!


いやぁ~~~:゙;`;:゙;`;・o(ロ≦〃)



私、大反省しました。


恋の神様は自分の方を向いて笑ってやがるぜぇ


なんて思ってた大馬鹿者。


親に勉強する気になったよぉなんていって塾にまで


いかせてもらった


不純な動機のふしだらな娘。


全てに懺悔


全てに後悔


初めて「真剣」になることを決意しました。


1年の年の差はどうやっても埋められないけど


どうにか気持ちだけでも


並びたい。


おいつくことは絶対にないけれど


少しでも近づきたい。


そう思えるようになったんです。


そこからは猛勉強と猛特訓のはじまりでした。


努力なしでは掴めない


それが本当に欲しい物なら・・・


なんてかっこよく決めるには


まだまだ甘すぎて、おこちゃまで、


ダメダメな11歳の私でした