我が家の裏庭は二年前まで、殆どただの空き地だった。
野っ原の中央に小さい畑と、柿の木、栗の木、竹林、龍の髭が生い茂っていた。
義母はいつも一人で、時には一日中、草むしり、草刈りをしていた。
数年前から所々土の部分が見えてきて、『手入れされた空き地』になってきた。
🌷🌺🌼💠🏵
私が裏庭に花を植え始めると、義母も庭に出て手伝ってくれた。
始めてみると、土の中から昔の家の建材のスレートや石がゴロゴロ出てきた。
土の中に埋まっていた水瓶を掘り起こす。
ガラクタが入れられ、放置されていた壊れた五右衛門部を補修し、土を入れ鉢にする。
埋め尽くされた龍の髭を取り除き、花壇を作る。
ほぼ土木工事と開墾だった。
↓今日の庭。
義母は長年、工場で働き、退職後も毎日散歩し、庭にも出ているので、小柄なのに体力半端ない。💪
その上、クワや鎌の使い方、花の植え方、畝の作り方も上手で、夫より全然即戦力だった。
二年経ち、旺盛に成長する草花の手入れをする様になり、『空き地』から『庭』になった。
玄関や仏壇に飾る花も増えて、義母も喜んでいる。
取っても取ってもキリがない草むしりをするようになり、義母の気持ちが少し分かった。
『無心』になる。
『瞑想』のようなもので、ぐるぐると巡る記憶と感情がいつのまにか消えていく。
最初はブツブツ文句を言っていた義父も花の写真撮ってるし。🙄🌷🌺🌼
家族も近所の人も喜んでくれている。
今日こそは、伸び放題のマルバストラムを何とかせねば。
蒸し暑いけど🥵、雨が降る前にレッツゴー!裏庭へ!
草刈り歴50年以上の義母おすすめの鎌。
ホームセンターで購入したダルマ鎌。
今までで一番使いやすいそうです。