7年前、夫が腰を圧迫骨折し入院しました。自宅の階段から落ちました。😱しかもワタクシの抗癌剤治療中に。悪いことが続くときは続くものです。みなさん、お酒はほどほどに。
その時の外科病棟の看護師さん達が、実にユニークというか印象に残っています。
☆両手が使えない患者さんVS忙しい看護師さん
夫の部屋で点滴の交換か何かで来ていた看護師さんたちの会話。
看護師さんA「○○さん、また鼻ホジホジしてだってー」
看護師さんB「えー、また鼻ホジホジ〜?」
看護師さんA「ふう〜、しょうがない、これ終わったら行ってくるかー」
看護師さんB「いってらっしゃ〜い」
両手でも骨折したんだろうか?
鼻ホジホジしなきゃいけない看護師さんも嫌だろうけど、鼻ホジホジしてください、と頼む方もどうかと思うが。それとも、きれいな看護師さんをわざと困らせて、喜んでいるのだろうか。
☆ガラのわるい患者VS気の強い50代看護師さん
夫のベッドの向かいのガラのわるい患者Aさんと、病室内のモニターか何かの機械をチェックしている看護師さんの会話。
患者さんA
「うるせえんだよー。オメエはよお。オメエはいいんだよ、もう、来るなー。」←反抗期の中学生かっ!
看護師さん
「そんなこと言ったら、○○さん、もう来ませんからね!もう知りませんよ。
患者さんは、○○さんだけじゃないんだから、すぐに呼ばないで!」
患者A
「Cさんは優しいからなあ。あんたと違ってすぐ来てくれるもんなあ」
ナースコールを押す。
そこへ20代くらいの看護師Cさんがやってきて、
「今すぐ、おトイレ行く準備しますから、もうちょっと待っててもらえますかあ」と、何か別の仕事をしながらはんなり優しい声で話す。
50代看護師さん
「さっき行ったばっかりじゃないですか。まだ大丈夫でしょ。我慢してください。Cさんだって忙しいんだから」
「ふふふふふ」と優しく笑う看護師Cさん。
結構な剣幕で、両者譲らずのバトルなんですが、病室内は不思議と不穏な空気ではない。お互いが言いたい事を言い合う対等な人間同士だなって、聴いていて実に痛快で面白い。モンスター患者も多そうだし、こうでないと看護師さんもやってらんないでしょうね。あっぱれ看護師さん!
☆えんじ色の制服が偉い?看護師さん
看護師さんの制服が数種類ある。えんじ色と白の上下だったり、上下とも白だったり。
だいぶん容体も落ち着いて、そのことを不思議に思った夫。
「制服色々ありますけど、なんか違うんですか?」
「偉い人順なのよ。……私、偉いの!」
「あーそうなんですか?」
「うそっ!好きなの選べるのよ♡」
茶目っ気のある看護師さんでした。
☆お引越しは洗髪してから
容体も安定し、3階から5階に引っ越すことになった夫。
看護師さん
「〇〇さ〜ん、今日5階に移動しますから、髪を洗ってから行きましょうね」
「いえ、僕、今日はまだ洗わなくても大丈夫ですよ」と忙しい看護師さんに気を遣う夫。
看護師さん
「ダメッ!洗わないで行くと私が5階の人に色々言われちゃうんだから!!」
5階の看護師さんに、○○さんの頭臭い。洗わないでよこしたわ、とか言われるんでしょうか。看護師さん同士もいろいろありそうですね。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
夫は1カ月ほど入院し、半年間のコルセット生活で日常の生活に戻ることが出来ています。あの時はどうなるかと将来を危ぶみました。しかし、今の私たちがこんなふうに普通の生活が送れているのは、本当にお医者さんや看護師さん、医療関係者の皆様のお陰です。感謝、感謝です。