東京国際展示場で開催されたデザイン・フェスタ vol.35に出展してきました。
年に二度開催されるこのイベントは
国内外から3000近くのブースが出展、来場者も6万人を超えると言われ
またその規模は回を追うごとに大きくなり、今やアジア最大級のアートイベントとも言われています。
スポンサーも審査もなく誰でも参加できるため、実に様々なジャンルのクリエイターが揃い
意外な出会いやチャンスが多いことも大きな特徴と言えます。
以下、全て個人的な主観による印象や情報になります。
★データ
・支出
Sブース 21,000円
レンタル壁 14,000円
交通費 1,1000円
宿泊費 2,000円
雑費（食事等） 5,000円
計 約53,000円
※印刷代、ブース材料代などの準備費を除く
・収入
A4イラスト 500円×6枚
ポストカード 200円×約60枚
ポストカード 100円×約20枚
計 約17,000円
＼(^o^)／
用意した名刺 290枚
配った名刺 280枚
★客層
男女比 3：7
10～20代前半 50％
20代後半～30代 40％
40代以上 10％
ほとんどが服飾、デザイン、アート系の学生
ギャラリスト、コレクター、キュレーターとかもこっそり来てるらしい。
海外の人も多い、全体の10％程度が外国人
英語圏60％、アジア圏30％、その他10％
（その為、出展者側は海外向けの配慮があるといいかも。）
★客単価
平面作品 100～500円
アクセサリー、小物、グッズ 500円～1500円
洋服、立体作品 2000円～4000円
軒並み10,000円未満から察するに、
多くのお客はデザフェスで10,000円を使うと決め
その内で満足できるようブースの優先度を見定めやり繰りしていると思われる。
（ちなみに自分だったらこう割り振る
3000円×1 1000円×2 500円×4 100円×20 食事1000円）
稀に裕福層が万単位を出すことがあるのでギャンブルの価値アリ。
★その他
クオリティの高い低ににかかわらず、自分の気に行ったものを選ぶ傾向にある。
（無難なものほど薄利多売になり、個性的なものはギャンブル的ではあるが好まれる。）
エリア以上に角地や大きい通路に面しているのが有利、アイキャッチがかなり重要
ディスプレイや接客を少し変えるだけですぐに影響が出て売上が変わる。
ピークタイム、14～16時
しかしオープン時に行列（※）ができているため早期時間帯でもチャンスがある。
1日目（土）より2日目（日）の方が客足3割増し
（※ お気に入り作家の数量限定商品目当てか？）
平面は絵画よりイラスト系が多く、平面よりグッズが人気の傾向がある。
（コミケやGEISAIとの住み分けか？）
（グッズはポストカードやステッカー、缶バッジなどベタなものがウケがいい）
ファッション、手作り小物系は購買層も多く強い。立体、造形もボチボチ。
★総称
ものづくりをしている人がたくさんいて嬉しかった。
また、若い人でも安価であるが自分の好きなものにしっかりお金を使うという事が知れてよかった。
購入してくれることはありがたいがそれ以上にたくさんあるブースの中足を止めて時間を使ってくれる事のほうがありがたく感じた。
（滞在時間3時間として全ブース見ようとすると1ブースあたりかけれる時間は1秒程度！）
自分の作品を事前にネットで知ってわざわざ足を運んできてくれた人が何人かいて
たくさんの応援の声を頂いた、有難い限りです。
売上こそ振るわなかったものの、得たものは非常に大きく、モチベーションもかなり上がる。
プロ・アマ問わず一様にブースが並ぶので自分を客観視出来る良いチャンスであり情報収集にも役立つ
多くの人の目に触れるということは、これ以上にないアピールのチャンスでもある。
関西からだと交通、郵送も考えたら割高だがこの熱気は経験しておいて損はない。
★アルバム
ブース一日目
もうとにかく人が多い！しかもみんなアート好き！
★おまけ
作品を見てくれた人と話が盛り上がって話し込むことが多かったのだが
これがまた非常に面白い
学生が多く、そして私も業界の端くれなので、気づけば就職相談やポートフォリオ評価などしてた。
また、作品説明をしているとそれに耳を傾け人が集まったり
少しのアクションに対してダイレクトに即反応があるのは面白い。
短期間の中に商売のあれこれも凝縮されているように思えた。
毎回、ブース募集が埋まるスピードが早くなっているので
もし出展を考えている人がいたらお早めに（すでに次回分（秋）かなり埋まってるみたいです。）
私は次回は見逃して、一年後の次々回に向けちょっと考えてる。
クリエイターに限らず言える
経験は宝。場数をこなすだけ人間に厚みが出る。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
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