日本には数多くの古墳や横穴があります。
実際には文化庁が調査を実施しています。
最新の調査結果は、令和3年(2021年)に調査した結果が埋蔵文化財包蔵地数にて公開されています。
この調査では、現存している基数と消滅した基数も調査しています。

現存している総数は全国で約159千基となり約18千基が消滅している状況です。
また、古墳が存在しない県は北海道、青森県、秋田県の3県です。
平成28年(2016年)の調査結果と令和3年(2021年)の調査結果を比較すると各都道府県で新規発見されたり消滅したりして基数に増減が発生していますげ、全国では317基の増加となります。
増加傾向は大変ありがたいのですが、減少もあり、特に群馬県は489基の減少になっているのが残念です。
特筆するのは、平成28年(2016年)調査ではゼロ件だった沖縄県が2基新たに発見されたみたいです。

■古墳の総数順位(※()内数値は2016年調査との比較)

 1位 兵庫県  18,707基(144基減少)
 2位 鳥取県  13,505基(19基増加)
 3位 京都府  13,103基(87基増加)
 4位 千葉県  12,772基(7基増加)
 5位 岡山県  11,880基(70基増加)
 6位 広島県  11,334基(23基増加)
 7位 福岡県  10,759基(5基増加)
 8位 奈良県   9,663基(37基減少)
 9位 三重県   7,128基(103基増加)
10位 岐阜県   5,218基(78基増加)
11位 静岡県   3,837基(8基増加)
12位 群馬県   3,504基(489基減少)
13位 大阪府   3,428基(1基増加)
14位 埼玉県   3,114基(14基増加)
15位 愛知県   3,104基(3基増加)
16位 長野県   2,808基(23基減少) 
17位 島根県   2,710基(139基増加)
18位 香川県   2,252基(4基減少)
19位 石川県   2,107基(増減なし)
20位 茨城県   1,840基(22基減少)
21位 和歌山県  1,666基(180基増加)
22位 熊本県   1,375基(11基増加)
23位 愛媛県   1,185基(102基増加)
24位 栃木県   1,146基(65基増加)
25位 神奈川県  1,117基(19基増加)
26位 徳島県   1,077基(43基減少)
27位 福島県   1,050基(9基増加)
28位 大分県     905基(12基増加)
29位 滋賀県    871基(26基減少)
30位 宮崎県    834基(2基増加)
31位 東京都    814基(100基増加)
32位 山梨県    652基(1基増加)
33位 新潟県    635基(3基増加)
34位 佐賀県    601基(35基増加)
35位 福井県    544基(3基増加)
36位 山口県    541基(11基減少)
37位 鹿児島県   515基(14基減少)
38位 宮城県    510基(2基増加)
39位 長崎県    471基(1基増加)
40位 富山県    232基(16基増加)
41位 高知県    229基(増減なし)
42位 山形県    141基(7基増加)
43位 岩手県     67基(3基増加)
44位 沖縄県     2基(2基増加)
45~47位 北海道、青森県、秋田県 0基
総計      159,953基(317基増加)