三王山地区は市内でも最も古墳が集中している地域であり、三王山古墳群と呼称されています。
この古墳群は古墳時代前期から終末期までの古墳が50基以上確認されています。
山王山古墳は古墳群北端部に位置し、古墳群中で最大の前方後円墳で、前方部を南西に向け全長が85mです。
墳丘は2段に築成されていますが、葺石や埴輪は確認されていません。
また、古墳の東側周溝の外側には、周堤と呼ばれる高まりがあります。
この古墳は発掘調査が実施されていないため、埋葬施設や出土遺物は不明ですが、埴輪がないことや古墳の形等から7世紀の初め頃に造られたと考えられています。

 場所:栃木県下野市三王山700
 特徴:三王山ふれあい公園に駐車場有
    ふれあい館
 撮影:2020年8月2日