史跡下野薬師寺跡の北側に位置する御鷲山古墳は、薬師寺台地上の北端・北原古墳群に属する6世紀末・古墳時代後期に築造されたと考えられている前方後円墳で、町内では三王山古墳(全長約78m)に次いで二番目に大きなものである。
墳丘の全長は約63m、高さ約5m、前方部の幅約24mを測り、古墳をより大きく見せるために基壇を設けている。
埋葬施設は後円部と前方部のくびれ近く、南側に開口している凝灰岩切石積みによる横穴式石室で、早くから天井石の一部が外され盗掘を受けていたが、調査を行った結果副葬品として金銅製の馬具や鉄鏃など古墳の性格を解明する上で貴重な遺物が出土した。
(平成4年3月 現地案内板より)

築造時期は古墳後期(6世紀後半)、形は前方後円墳で大きさは全長約70m。
出土品として、馬具(辻金具・帯金具・鉸具)が出土しています。
古墳内部は、横穴式石室で、凝灰岩を切って積上げた石室になっています。
石室の床には丸い河原石が敷かれています。
(下野市のホームページより)

 場所:栃木県下野市薬師寺1891
 特徴:藪深く石室は発見できませんでした。

    下野薬師寺歴史館(下野市薬師寺1636 tel:0285-47-3121)に駐車場有 
 撮影:2020年8月2日