子連れ狼 3 幼児期の性教育へ「いのちのたいせつさ」
たいへんな きわどい題名だと思うけど息子の成長とともに 自分のルーツを知るいい機会だと思った 日本の性教育は 世界の中でも遅れているし実際私も 学校でもよくわからいまま 思春期をすごし大人になった今 命とはいかに奇跡で自分や他者を愛することの本質であると思った同性ならまだしも 我が家は 私と息子 異性同士であり 体の不思議については 男という「性」を経験していないので 質問に答えられず「ママ。僕はどこからきたの?」という質問に 自分のルーツが知りたいというストレートな気持ちが伝わりました「自分のルーツ」を知ることにおいて アイディンティティが生まれるのだと 私は信じています いわゆる 「正体」であったり「本質」「信念」なのだということそこで未就学児の6歳 どんどん吸収するころ正しい情報を与え教えることに 「母」としては何にも違和感なくゆっくりゆっくり 「性」と「生」について教えることにしました幼児ということもあり 「絵」「言葉」で分かりやすいもの まずは「ぼく」の疑問に答えられることからということで 3冊の絵本を用意 体の部位について正しい名称で書いてあり 「そりゃあ、きちんと性教育を受けてない世の中で 育ってきたら、誰だってこんなことって思うし、こんな具体的に言っていいの!?ってなるよなぁ」といった内容自分の物差しで測ると 「常識」っていうの「偏見」になってしまう。とにかくやってみよう一通り読んだ後 読み聞かせとして寝る前の数分間を「ママとぼくのお勉強の時間にしよう」と伝えましたとにかく決めたことは 嫌がったらすぐやめる想像に反して 息子はじっくりと聞き時折「ママもそうなの?」「ぼくのは?」「パパも?」と純粋なディスカッションが始まりました「命の元」の話をし「命の終わり」の項に差し掛かった時 「ママ、ぼく悲しくなってきた」と涙をぽろぽろ「生きる」ということを知った以上「命の終わり」のはなしもしなければならないわけであって「もうやめようか?」といったけど 息子は「やめない」「読むの」となぜかいうのです子供は賢いですから いろんなことをすぐに覚えてしまいます「今日は少しお休みして また続きにしようね」ということにしました今朝起きると 息子はなぜがすがすがしい顔で普段落ち着きがないのですがどうやら 命のもとから「ぼく」は生まれ 大切な体だといことを実感しているようでしたそして一番うれしいと思ったこと 何を言ってもも反抗的だった息子 私の話を聞いているのです泣けてきた子供の質問にはうやむやにせず きちんと答えること と決めてきたけど今日ほど決めた自分を誇りに思うことはありませんでした。 この話をした後は 必ずアフターフォローも必要だなと個人的には思います。嫌がって辞めても 読み終わった後でも 「だから、あなたは大事な ぼく なんだ」って抱きしめてあげることまた 保育園や外で必要以上に言わないこと 「なんで?」とやはり聞かれましたがプライベートなこと 体のこと みんなそれぞれ違う 繊細でプライベートなこと これは「ママとぼく」のお勉強なんだよと。おそらく 性教育をしている家庭はごく少なく肯定的にはとられないでしょうから。もちろん「繊細」と「プライベート」の位置づけもしっかりと話をしました。早くから性教育をしてしまうと 早い体験にならないかと心配される親御さんがいると聞きましたところが 早くから正しい知識を身に着けることで自分と他者を大切にすることができるそうです。まさに息子にはそうなってほしいですし 今が一番いい時期だと 一大決心でした根気よく わかりやすく 正しく伝えていこうと思います。