★著者についてのプチ情報★

●堀江貴文/実業家

株式会社ライブドア元CEO

「ロケットエンジンの開発」「スマホアプリのプロデュース」

「有料メールマガジンの配信」「有料サロン HICの運営」など 幅広い活動を行う

★読み終わった感想★

 

インターネットがまだ現在ほど発達していない「当日の自分」に

インターネットが発達した「現在の自分」がタイムスリップして出会う物語

よくある物語だが、内容は事実が基本になっているため、面白い

 

過去の出来事の流れがわかる一方、堀江氏なりのもし過去にこうなっていたら

未来はこう変わっていたかもしれないというビジョンも垣間見える

 

本書はITの未来を思い描くことができていた

堀江氏だからこそ書くことができたのだろう

 

IT分野で世界に遅れをとっている日本にもチャンスはあった

その可能性を掴みとれなかったことを

誰よりも悔いているのは堀江氏なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

★著者についてのプチ情報★

●羽田圭介/作家
明治大学卒業 17歳でデビュー

2003年「黒冷水」で第40回文藝賞を受賞

2015年「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川龍之介賞を受賞。

★読み終わった感想★

 
これは「メインストーリー」なのか
それとも「メインストリートの中」の「ストーリー」なのか
 
どこからが物語でどこからが作中に書かれている物語の中なのか
読者はいつの間にか、物語の中の物語に迷い込んでいく
 
作中の「K」が本著者の羽田氏なのか
そしてこの物語の内容はフィクションなのか
それも気になるところ
 
「性欲」という人間の欲は人の気をひきやすい
特に多数の女性と関係をもつというタブーは人を魅了するだろう
 

 

 

★著者についてのプチ情報★

●伊集院 静/作家
81年短編小説「皐月」で作家デビュー
直木賞受賞など数々の賞を受賞
「大人の流儀」シリーズは累計100万部を突破


★心に残ったフレーズ★

「無所属の時間を大切に」

★読み終わった心境★

「早く大人になりたい」

子どもから大人への階段を登る過程で
誰もが一度は思うことではないか


自らの足りない部分が不明確であり
自身にまだまだ期待ができる思春期だからこそ
「大人」という何でもできると思われる存在に憧れを抱く


未熟な自分と憧れの存在との乖離


その合間でもがき苦しむことこそ
「若さ」の証明であるように感じる


本書は短い物語とフレーズで構成されている


なんてことのない物語の中に
そっと大切な言葉が紛れ込んでいる


そんなになりたかった
大人はいいものか?


本書で伊集院氏は
「辛い」と語っている


誇張せず
孤独であっても
粛々とこなす


それが誰かのためになるのなら
必死にやせ我慢


それが「大人」というものだ


大人の流儀 [ 伊集院静 ]

¥1,007
楽天

★著者についてのプチ情報★

●染谷和巳/人材育成会社(株)アイウィル 代表取締役社長
東京大学を卒業後、出版社、社会教育機関を経て、同社を設立
上司としての立ち振る舞いや行動、部下の指導方法など、幹部教育の第一人者として活躍中
著書に「上司が鬼とならねば、部下は動かず」などがある

★心に残ったフレーズ★

「自分が未熟でも部下には厳しくあれ」

★読み終わった心境★


会社にとって最も大切なものはなにか。


「お金?」

「資金?」

「設備?」

「アイディア?」


どれも違う


最も大切なものは
その会社で働く「人」だ。


さまざまな場面で
よく言われていることである。


だからどの会社でも
社員に対して研修を行う


その会社の命運はサービス内容ではなく
そこで働く社員(人)によって
決まるということをよくわかっているからである


新入社員に対する研修などいい例だ
まず徹底的に自社の理念を叩き込む


仕事のやり方から社会人としてのマナーなど
その内容はどんな企業でも多岐に渡る


研修は主に上司から部下に対して行われる
上から下、経験者から未経験者へ
この流れはどの企業も変わらない


そして、上に立つ者なら誰でも
下を指導する際、悩み、苦しんだ経験があるはずだ


「どんな風に伝えればいいのか」


「ここは叱るべきか、褒めるべきか」


真剣に部下を思えば思う程
頭を抱える問題である


友達や恋人に伝えるのとはわけが違うのである
ただ薮から棒に怒鳴り散らしても相手は聴いてはくれない


相手も人間である
伝え方や誰が言うかで
受け取り方も違ってくるのは当然だ


上司としてどうあるべきか


「優しい上司?」
うん。人気がありそうだ
だが、なめられる可能性もある


「厳しい上司?」
うん。嫌われそうだ
だが、正直と慕われる可能性もある


これこそが正しい上司の姿ということはない
しかし、部下と仲良しこよしの馴れ合いの関係では
組織として機能しなくなってしまう


「上司」として人の上に立つ以上
その責任は全うしなければならない


そのことを忘れなければ
きっと自ずと答えは見えてくるだろう


誰からも理解されない
優しい上司であれ



ザ・鬼上司! [ 染谷和巳 ]

¥1,620
楽天
★著者についてのプチ情報★

●見城徹/株式会社幻冬舎代表取締役社長
慶應義塾大学卒業後、角川書店に入社。
1993年に幻冬舎を設立。数多くのミリオンセラーを世に送り出す。
著書に「たった一人の熱狂」「憂鬱でなければ、仕事じゃない」などがある

●林真理子/作家
日本大学芸術学部を卒業。
著書「最終便に間に合えば/京都まで」で直木賞を受賞
著書に「野心のすすめ」がある

★心に残ったフレーズ★

見城氏 「いい仕事の条件は、自己顕示と自己嫌悪の間を、絶えずスイングすることなのだ」

林氏  「仕事のできる人には特徴があります。それは、見た目がシンプルだということ」

★読み終わった心境★


「コンプレックス」「自己顕示欲」
どちらも負の要素として扱われがちな要素である


自らに足りないものを求め、そんな自分をもっと見てほしいと思う
誰もが少なくともこのような悩みをもっているだろう
著者の見城氏と林氏もそんな悩みを抱える一人だ


両者は「コンプレックス」と「自己顕示欲」という
負の要素をエネルギーに昇華することで今日までの偉業を成し遂げてきた


言葉で言うのは簡単だが、その道のりは平坦ではなかっただろう
自らの弱い部分と向き合うことなしにできることではないからだ


常に自らの足りない部分を補う努力を続け
自己嫌悪に負けない自信をもてるよう日々過ごす


そんな激動の日々を全力で過ごした両者は
それぞれ生きる上でのこだわりをもっている
それも過剰なこだわりだ

中途半端なこだわりは弊害しか生まないが
他を圧倒するほどのこだわりは魅力になる


何事も過剰な二人
その過剰なこだわりは
人を魅了する


過剰な二人 [ 林真理子 ]

¥1,404
楽天