○「こども食堂いかるが」の取組【斑鳩町】

「こども食堂いかるが」は、こどもは無料、大人は200円で参加でき、月に2~3回、東公民館や民間事業所を借りて実施されています。毎回約50-60人が集まり、子どもたちが地域の方と交流し、笑顔があふれる居場所となっています。

活動者インタビュー

「こども食堂いかるが」代表の小田さんにお話を伺いました。

●活動を始められたきっかけは

子どもや大人が食卓を囲み、ふれあうことで、みんながホッとできる場を作りたいという思いがありました。
平成27年11月に、斑鳩町のまちづくりについて意見交換の機会があり、頭の中で思い描いていた「こども食堂」の話をしたところ、興味を持ってくださった方が何人もいました。その方々と「とりあえず1回してみよう」と開催したのがきっかけです。

●活動を通して感じていることを教えてください

開催する前までは、野菜などを持ち寄れば何とかなると思っていましたが、実際は、公民館の使用料や子どもの保険代など予想していなかった費用がたくさんありました。

今は、赤い羽根共同募金の「奈良県ぴーすペーすプロジェクト」の助成を活用したり、団体や個人の方から寄附や食材を提供いただき、何とか開催できています。

色んな苦労はありますが、地域の皆さんのご支援やお気持ちをこども食堂で届けられていることが励みとなっています。また、子どもたちの楽しそうな笑顔を見られることや地域が繋がり、気軽に声をかけあえる関係となったことが嬉しいです。

●今後はどのような活動をしていきたいですか

今後も定期的に子ども食堂を続けていくことが大事だと思っています。食事の提供以外に勉強などを学習できる場や、口腔ケアの教室なども将来的にできれば良いなと思っています。