「菅谷市長さんへの手紙」
もうすぐ7月も終わりですね
菅谷市長さんの講演会から、あっという間に1ケ月もたってしまいました…
今日は、講演会の終わりに、娘が菅谷市長にお渡しした、「お礼の手紙」の内容をお伝えしたいと思います
「手紙を読んでいるのを聴きながら、涙が止まらなかった」
「ブログ等で手紙を公開してほしい」という声や、
後日「内容を手紙で送ってほしい」とのお手紙を頂戴するなど、とても反響がありました
実は、娘が手紙を書いた時に、誤字脱字がないか…など、私が内容のチェックをしたので、事前に手紙の内容は知っておりました
なのにっ
娘が内容を読み上げるのを、聞きながら、思わず涙がこぼれました
毎日の教科書の音読は下手なのに、(気持ちが入っているせいか)この時は、特に練習をしたわけでもないのに、とても上手でした
内容知ってたのに、母号泣…
ちなみに、第2部の井上看護師のお話でも、内容知ってたのに…
2部の内容は、また改めてご報告させていただきます。
こちらが、娘の正直な気持ちがこめられた手紙です
今日は、私たちのために、遠いところから来てくださって、本当にありがとうございました。
わたしは、原発事故が起きてから、お父さんとはなればなれでくらしています。
ふくしまの川俣町にいる、おばあちゃんや仲良しのいとこたちとも、なかなか会えなくなってしまいました。
時々さびしくて、涙が止まらなくなったときもありました。
AKB48になることだったわたしの夢は、今は「家族みんなでいっしょにくらすこと」になりました。
ほうしゃのうなんて、早くなくなってしまえばいいと思います。
だけど、わたしが大人になっても、おばあちゃんになっても、なくならないと知りました。
だから、今は、わたしたちのしょうらいのことを考えて、たいへんな思いをして、ひなんさせてくれている、お父さんとお母さんにかんしゃしています。
だけど、自分たちだけひなんしているので、ふくしまにいる、お父さんやみんなのことが、とてもしんぱいです。
1人でがんばって、わたしたちを育ててくれている、お母さんのこともしんぱいです。
だから、すげのや市長さんのように、ふくしまの人たちのことを考えてくれる人がいて、とてもうれしいです。
能代のおばあちゃんや、お友達や先生とか、能代にはわたしたちをしんぱいして、おうえんしてくれる人が、たくさんいます。
だから、わたしは、ほうしゃのうなんかに負けないで、みんなで力を合わせて、がんばっていきたいと思います。
すげのや市長さんも、お体に気をつけて、がんばってください。
そして、またどこかで、お会いしたいです。
今日は、本当にありがとうございました。
菅谷市長さんが、帰りの車中で、
「AKBが夢かぁ」
などと呟いておられた…とのこと
娘を見る眼差しが、とてもあたたかく、優しく誠実なお人柄が、にじみ出ていました