最近脳内の許容範囲を超え、また、色々私事ですが忙しくしております。
お久しぶりで御座います。アラファトで御座います。おはようございます。
また、最近好きな音楽(趣味が偏っていますが)聴いているのですが、
年齢のせいでしょうか?その曲の作られた時の状況や歌詞など聞くと
自然と涙が出てくることもしばしば・・・年齢のせいか涙腺が緩くなったせいでしょう。
さて、先日2005年に放映された映画を観ておりました。
(主演の俳優さんは、私の大好きな方の一人で、その演技、実力ともに素晴らしい)
MISSING IN AMERICAというタイトルの映画で御座います。
この映画を観て思い出したのが、
確か1980年代にアメリカのドキュメンタリー番組で、
ヴェトナム戦争の帰還兵のその後をテーマにしたものでした。
タイトルは失念致しましたが、当時アメリカの反戦運動の煽りもあってか、
終戦後帰還兵は、蔑みの対象になっておりました。
そんな折、ある帰還兵数人の生活を追っていった内容だったのですが、
生きて愛する家族の元に帰ってきた若い帰還兵が、その愛する母親に
3つお願いをします。
1「お願いだから僕の後ろを通らないでほしい、もし通るなら必ず、事前に
知らせてほしいんだ。」
2「庭にある木々は全部切ってほしいんだ。芝生は全部刈ってほしい。」
3「大きな音を鳴らさないでほしいんだ。子供のはしゃぐ声も。」
だが、普通の家でいくら注意しながら生活しようと、難しい場面も出てくるわけで・・・。
リビングなどで、たまたますれ違った無害で唯一の味方の母親を
彼はヴェトナムにいた時同様に、腕を捻り上げ首を絞めてしまったそうだ。
(母親は無事だったんだけど)
その自分の行動に悩み、苦しみ彼は家を出たのである。
そんな帰還兵は当時少なからず存在したわけで、彼らの一部は、家を離れ
人里離れた広大な山や森に住みついたのである。
そして、野草の知識を生かし、小動物を捕まえては捌き、社会とは孤立無援の生活を
していた。・・・・・そのような番組だったのだが、
彼のお願いの1は、自分でも反射的に何かしてしまいそうだと、わかっていたから。
お願いの2は、木々の葉のこすれあう音、芝生を踏む足音に、襲われるのではないか
という恐怖が蘇るため。
お願いの3は、地雷、爆弾、銃の音、悲鳴を思い起こさせるから。
この映画を観て、上記のドキュメンタリーを思い出したと同時に、
イーグルスのHotel Californiaを思い出し、聞き返してみた。
色んな解釈が出来る唄なのだが、私が初めて聞いたときは幼少のころ、
言葉の意味が分かって聞いたのは、(歌詞通り)20代の前半の頃、
当時は、精神科の開放病棟に入院している人の気持ち?なのかくらいの感覚。
今、このドキュメンタリーと、映画と一緒に考えると、もっと多様な解釈が出来て
ものすごく深い唄なのだったいう思いが込み上げてくる。
私のいる場所は、ある意味Hotel Californiaのような、そんな場所なのだろうか?
と、この話はここまで。
本日、午後まで時間があるので、別のお題のブログを書きます。
暇なら読んでくれたら嬉しいです。