昨日は、見事なまでなぎっくり腰になり、コーヒー浣腸は
おろか、便座に座るのも大変で御座いまして、
私の中での理想とする断食ではないのだが・・・。
今日の朝は、すこぶる調子が良い。
本来、このような天気の悪い日は、喘息の症状や
頭痛が起こるのが常であるにも関わらず、
頭は、多少重い感じはするものの薬を飲む程でもなく、
多少の痰のからみはあるものの、呼吸の状態は悪くない。
腰は、自力で立てる程に回復し、昨日の状態が、
10だとすると、3~4程度まで落ち着いている。
ここで、無理をするのは禁物であるが、
断食のハイテンションというか、身体を動かしたい衝動を
抑えるのに必死だ。
さて、昨日述べた鍼についてなのだが、すべての鍼灸師が、
その技術を持っているかというと、そうではないと思う。
というのも、以前も書いたように、センスの無い人は、
どの業界にもいるからなのだ。
そして、さらに述べた鍼麻酔に関することも触れたいのだが、
ご存知のように、中医に関するものも素晴らしいものから
トリックのようなものまで様々である。
私の知人がビデオに収めたのは、鍼麻酔での手術風景である。
盲腸の手術であるが、患者が歩いて手術台に上り、
鍼麻酔医が足首あたりに、ポンと鍼を打つ。
そこから手術スタートである。もちろん腹にメスを入れるわけだし、
虫垂を切除した後は、もちろん、その腹も縫い合わせる。
いくら我慢強くても芝居じゃ無理だ。
もちろん、その知人は、中国人の国民性も知っているし、
名声のためのトリックなども日常茶飯事な事も知っている。
だから、その患者の手術前後の様子もキチンと観察したし、
不穏な動きなども注視していたが、全くそのような事は、
無かったそうだ。
その後、知人と色々話していたのだが、通常日本で
手術を受けるにあたり、盲腸であれば、前投薬といって、
アトロピンだの何だの注射するし、硬膜外麻酔を使って、
下半身を麻痺させた状態で行うのが一般的だ。
しかし、麻酔というのは、リスクはつきものであるし、
手術が成功しても、薬剤のアレルギーやその他で、
命さえ落とすことがある。
もちろん、日本の医療で受け入れられるとは思えないのだが、
例えば、希望者だけであるとか、麻酔の前投薬の代わり等で、
利用できれば、本来使用する麻酔の量よりは、
少なく済ませる事が出来るのではないか?など、
そんな話しをしていたのですよ・・・。
一見、効率の悪く見えるような事も実は、それが一番の近道
であったりするものもあると思う。
手術ををして腹を切れば、確かに病巣は取り除けても
その後の回復も、また急性腹症などのリスクも増す。
生活習慣は、なかなか改善するのも難しいけど、
さらには、すぐに結果も出ないし、達成感も薄いけど、
病気になるリスクを下げるには、一番の方法である。
私が、化学合成した大量生産の薬を極力飲みたくないのは、
早く症状が緩和されるのは、それなりのリスクがあるもの
と思えてならないからである。
人の身体というのは、その土地や風土に適応して進化
したものであるから、やはり、日本人は日本の気候風土に
合った食生活を送るべきだと考える。
それが、病気を未然に防ぐことでもあるし、
一番のストレスレスのような気がする。
私も少し、自身について反省しなければと思っている。