若い頃、私が看護師になりたいと思ったのは、
以前にも書いたように、医師や看護師の方達に
私のボロボロになった心を救われたことで、また、
前向きに考えさせてもらい、希望をもらった事で、
自然と決意したようなものでした。
そして、娘と共に私も再チャレンジのように、教科の
学習やら、公教育の理不尽さを親の立場で追体験して
試行錯誤の連続ではあるが、共にここ数年成長？させて
もらいながら、ふと・・・自分の選んできた道、選んできた事、
その都度、その都度不安と期待と、結果も順調であったり、
思いのほか多難であったりと・・・・まぁ失敗の連続と
言った方が早いくらい色々御座いました。
そして、自分自身の心境の変化というか、
漠然となのではあるが、ずーっと持ち続けている感情、
それが、やっと最近うっすらぼんやりしてきた。
感覚的には、忘れ物をしたまま電車に乗ったような、
とにかく、やり残している事があるまま日々を過ごして
いるかのような、そんな感情である。
私が母親になって10年、きっと、私の中では自分自身の
生まれ変わりの10年でもあったわけで、
若い頃とは違う価値観を持った、小学5年生みたいものと
感じるので御座います。
それならば、もう1度有難いチャンスが舞い込んだような
ものなのですから、感情のまま、思いつきのままの
人生の延長をただ、惰性で生きていくのは、
とてももったいないような気がしてきたので御座います。
で、最近の私は、弾ける変な人になるべく、日々模索して
いるのですが、イマイチ自分に欠けているものが、
少しずつ見えてきたので御座います。
論理的な思考、分析力、判断力・・・
こりゃかなりヤヴァイ
これね、子供と一緒に数学やるじゃない、説明する時、
ＡとＢがあり答えはＣなんだけど、何故Ｃになるのか、
その過程をやらなければならないのよね。
それには、Ａって何だ？Ｂって何だ？そしてそのＣとは・・・・
っていう作業をしなくてはならいのよねぇ・・・・。
そこには、ＡのようなＢのようなって曖昧なものでは、
Ｃまで曖昧になってしまうから必死なのよね。
決して、数学をやらなければ論理性が分からなくなるような
ものではないし、代替の考え方があれば、もちろん
それで構わないのだけど、私は、ハッとしたのよね。
子供の頃より私という人は、考えや知的なレベルが
多少上がったような気にはなっていたけど、
実は、より思考しないよう、答えは、他者の出した
安易な方法に疑問を持たない訓練をし、与えられたものを
自分で選択してきたと勘違いしてたこと。
それが、恐ろしくなってきた。
遅いとか早いとかそんなもの年齢も何も関係ないと
頭ではない、骨身で感じている今日この頃なんで
御座いますよ。
一生カタチとして残らないのかも分からないし、
他者が認めてくれるとは限らないけど、
でも、今さらではあるが、
自分が悔いを残したくないと思う。
私の忘れ物、やり残した事を子育て中に見つけられたら
いいのだが・・・・・そんな事を思う深夜である。