以前、私の薬草好きな事は記事にも書きましたが、
色々調べたり、山を散策したりしながら、自生の
薬草も(詳しくはないけど)見つけたりするのも
密かな楽しみでもある。
つる人参なども夏場には、
綺麗な鈴のような花を咲かせ、蜜蜂もその花に
沢山群がっているのだ。つる人参は、根に薬効作用が
御座いまして、6年根などは、朝鮮人参同様の価値が
あるらしいのですが、そんなものでも山に入れば
そこかしこに見つけることが、出来るので御座います。
以前、DHAなどの効果を医師から聞きまして、
まあ6割くらいに効果あり、のような言葉でも、
最近の私の物忘れ具合を考えますと、また、
私のコンプレックスとでも申しましょうか、
「頭が良くなりたい!!」そんな一心で色々話しを聞いたり、
本を読んだり、文献をあさったり・・・・。
そんな努力をするなら、もっと勉強した方がいい。
そんなツッコミを身内から言われ続けております。
そんな中、漢方薬の抑肝散なるものに出会いました。
この薬は、柴胡(サイコ) 釣藤鈎(チョウトウコウ)
蒼朮(ソウジュツ) 茯苓(ブクリョウ)当帰(トウキ)
川きゅう(センキュウ) 甘草(カンゾウ)
が、成分として入っています。
一般的な効能としては、神経の高ぶりをおさえ、また、
筋肉の“こわばり”や“つっぱり”をゆるめて、
心と体の状態をよくします。
具体的な症状としては、
イライラ感や不眠などの精神神経症状、あるいは、
手足のふるえ、けいれん、子供の夜なき、
ひきつけなどに適応します。
いわゆる“疳”の強い子供にも好んで用いられます。
腹直筋が緊張していることも使用目安です。
ですがね、この薬、認知症にも効果を発揮したり、
うつ傾向や、精神症状にも効果があるそうです。
もともとは、子供向けの薬だったんですが、
どうも記憶力を高める効果もあるらしいのです。
それで、本来不眠などにも効果があるので、
よっしゃ私も飲んでみようかいな・・・・と飲んだところ、
たまたま体調のせいなのか、脳が活発に
なってしまったのか、25時間疲れ知らずで
起きてしまいました・・・・。
えええええ。
って感じですが、その後は、そんな事もなく、
そのままおバカなままなのですが・・・・。
睡眠に関しては、人種によって異なります。
狩猟系民族と農耕民族では、全然違います。
特に欧米などは、睡眠時間は、日本人と比べると、
短い傾向にあります。
私の娘は、アフリカ系、ドイツ系、東洋系の
三つの民族が入っていますので、どちらかというと、
親が心配するほど睡眠時間が短いんです。
それで、我が子にも飲ませましたが・・・・
1回きりですが、「2度と飲みたくないほど不味い。」と
申しております。その翌日は特に落ち着いている訳でも
ないのですが、やはり、薬ですから2週間程度は、
飲まないと効果のほどは、わかりません。
ですが、最近の製薬会社の事情なども考えますと、
子供の不眠などは、向精神薬とかではなく、
抗ヒスタミン剤(花粉症があるならそちらの効果もあり)
などの鼻炎薬や風邪薬に含まれているような、比較的安全な
薬や、この抑肝散のような漢方薬も選択肢としては、
良いのではないかと思います。
ただし、甘草などを含む他の薬剤を飲んでいる時は、
副作用が起こる事があるので、薬剤師や医師に相談
して下さいね。
ちなみに、私が新人の看護師の頃の話ですが、
若い時って、おなか空くじゃないですか、
そんな時、役に立ったのが何と・・・・
葛根湯なんですよ・・・・。コーヒーカップに葛根湯を
入れて、お湯を足すとあーら不思議、
しょうが湯のようなお味がします。
(漢方薬は、食前か食間が、基本的に服用する時間なので)
先輩にも風邪気味なんで・・・・と言っておけば、
葛根湯おやつ休憩をしていても大目にみてもらえる、
一石二鳥のすぐれもの漢方薬でした。
(良い子は真似をしてはいけません。)
そんな頭の良くなるかもしれない薬のはなし。