先日、インターナショナルスクールで、

保健室の看護師をやっている後輩と話して

おりまして、なかなか興味深い事や

大変参考になる事柄を教えてもらえたので、

ここで書きたいと思います。


その前に、一つ思う事があるのですが、

場所にもよりますが、公立の保育園には、

看護師を常駐させる所が多いですし、

看護学校でも保育園実習なども御座います。


ですが、公立の小・中学校には、養護教員が、

保健室におります。

私は、保健師・看護師で、さらに、養護教員の資格

があり、看護での臨床歴5年以上のみが、

本来保健室を担当すべきではないかと思います。

学校は、救急車など、とかく外部に介入されるのを

嫌う体質が御座いますが、医療の有資格者には、

その責任や義務も生じますので、学年主任やら

校長などの変な権限をすっとばして、救急要請を

出来るような体制にしないと、救われる命も救われない

事があるのではないかと、危惧しております。


さて、本題に入りますが、後輩にスクールでの

教授は、どのような方法か?と訊ねたところ

そこには、PIPというプレゼンのエキスパートティーチャー

なる学年総括マネージャーがいて、

各年度毎に、学習の到達目標があり、大まかな

コーチングを担任に行うそうです。

担任は、到達目標を自分なりの教材を作ったり、

参考図書を準備して、生徒に独自のテキストを使い、

教えているのだとか。もし、これが日本の学校で行うとか

なろうものなら、大ブーイングが起こるのだろうと

思います。


さて、昔むかし、私が小学校の頃、心理テストといえば、

担任が、おかしな話ですが、ロールシャッハテストを

行っておりました。

最近は、どうか分かりませんが、

発達外来や、一部の研究会などで行っていますが、

まだまだその存在が

知られていないのですが、K-ABCというテストが御座います。


これは、だいたい12歳位までに受けるテストなのですが、

私ね、このテストについては、まだまだ全然勉強不足なのですが、

このテストの客観性と被験者の理解、認知、処理、習得の度合いが

非常に分かりやすく、とても参考になるテストではないかと、

思っております。(実際に我が子も受けましたよ。)


ですから、分かりやすく説明しますと、一を見て十を理解できる子が

いるとします。でもこれは、言語や表面上の表現がそう見せている

だけで、実は、本当は四くらいしか理解していなかったり、

一度に三つの処理が出来ないので、遅れがあるのではないか?

等であっても、それは、同時処理が苦手なだけであって、

関連性のある継次処理の能力は、逆に高かったりと、そのような

表面上分かり難い被験者の情報が結果として出てきます。


私自身、この結果で「はぁーそういうことね。」と妙に納得すること

しきりで御座います。

ですから、本来、小学校で是非実施して頂きたいテストなのです。

前にも書きましたが、記憶のされ方、思い出し方は、

人によりその五感の使われ方が違うのではないかという事を

書いた記憶が御座いますが、同時に、このテストを参考に

学校や塾、ホームエデュケーション、その他で

学んでいる場合において、その子供本来の

力を発揮させたり、方向性を導く手助けになるのではないかと、

考えます。これは、成績が良い等の知能テストのたぐいでは

なく、噛み砕くと本来の能力を何に発揮させてあげると、

より、その子供がいきいきと生活できるのか指針みたいな

ものだと考えると分かりやすいかと思います。


さて、空気の読めない私ですが、トップの画像を変更しました。

これは、京大の創設者折田先生像で御座います。

折田先生の理念である「自由の校風」・・・・。

自由の校風を撤去した事務局は、自由じゃないよな。

だから自由を愛するKYな私のトップにしましたよ。

マサチューセッツ工科大も卒業記念に、色々やるじゃないですか、

屋上に一晩で、完璧に自動車を組み立てて放置したり・・・・。


そんな遊び心はもう通用する世の中じゃなくなってしまったのか?