その昔、ここのスクールの先生に、
「あなたは、どぶねずみのような人だ。」
と言われました。
「えっ・・・ど・ぶ・ね・ず・み?」
「はい、だから私は、あなたをどぶねずみから
人に戻してあげたいのです。」キッパリ!
と言われたのです。
私自身は、言っている意味が分からず、ただただボーゼンと
してしまったのですが、決して悪い意味ではないのです。
その先生の言いたかった事は、私がすごくネガティブなこと、
それを例えて「どぶねずみ」と言ったのです。
その理由は、どぶねずみは汚い所でしか生きられない、
汚い所だからこそ安心して餌の心配もせず、生きられるのです。
あなたも同じで、幸せだと落ち着かないように見えるのです。
事がうまく運ぶと不安になるのではないのですか?
そして、うまくいっていてもいつかはダメになるとか、失敗するとか、
そう思いながら生活をしているのではないですか?
あなたのような人をどぶねずみの心理というのですよ。
恋愛にしろ、試験にしろ何か自分の中で、重大な失敗をしたら
慎重になるのは、悪い事ではないのですが、
たまたま失敗が続いたり、重なったりすると、あなたのような
心理状態になってしまうのです。
だから、成功しても安心できないのです。しかも自己評価が低い。
そんな生きづらさを何とかしてあげたいのです。
そんな事を言ってくれた人は、本当に今までいなかったので、
驚きました。
殆どの人の私の評価は、以前の恋人を含めて、
「お前は、一人でも生きていける。」
「みんな、あなたほど強くない。」などなど、言われ、何度心の中で、
「そんなことないよ。」「そばにいてほしい。」と叫んだことか・・・。
その度に、私の事を理解してくれる人はいないのか?
と思っていたところでした。
だから、その先生に言われた時は、自分の知らない部分を
客観的に評価してくれたので、本当に嬉しかった。
このところ、私を含め娘を否定されたり、許せない、許さない、
そんな出来事が重なり、思わずネガティブになりそうだったのですが、
そんな言葉を思い出し、前向きに生きなければと思っていたところです。
不幸の連鎖は、どこかで絶ちきらなければなりません。
それには、私が幸せに生きなければ、
子供にまで影響してしまいます。
だから、私は今日も娘と口ケンカしたり、抱きしめたりしながら
一緒にいられる有難さと、幸せな時間を本当に大切に
思えるのです。
それにしても、人の出会いは不思議なものです。