ここ数日のビックリするような出来事が続き、私の精神状態も疲労のピーク
やや手前まで来ているのである。
そして、自分が大変な時というのは、それ以上に大変な人の話しを聞くと、
まだまだ、頑張れるものなんだと、多少元気にしてもらえるものです。
普段私が読む本であったり、買う本とはちょっと違うのですが、
巷で話題のホームレス中学生 を購入しました。
疲れている時は、思考停止しているので、
何も考えずにあっという間に1時間半ほどで読み終えました。
私が普段本を読んでいる時は、調べ物をしたり検索したり、類似の本と比較したり
あまり、喜怒哀楽がないのですが、娘が、私がこの本を読みながら笑ったり、
泣いたりしている様子が不思議らしく、終始、横で私がクスクスする度に、
変な顔をしておりました。
昨日私の大好きな俳優の一人モーガン・フリーマン の若い時の映画を観ました。
彼にしては珍しい学園モノ。校長先生の役で出ていたのですが、
彼は、貧困層の白人、ヒスパニック、黒人の子供の成績が悪いのは、
教師が、親身になって教えない、導かないからだ・・・彼らの置かれた状況、
家庭環境、教え方を考えた事があるのか?と、教員を叱咤するのです。
この映画が作られた頃、アメリカでは既に、教育現場の崩壊が始まり、
公教育や学校そのものの転換期だったようです。
実際にその後、バウチャスクールやホームスクール等が認められるように
なったのですがね。
ドキュメンタリーを除き、現実に起こりそうな生々しいやり取りや
壮絶なイジメや後味の悪いストーリーだけであったなら金八先生も長続きしなかった
のでしょうが、必ず最後に紆余曲折ありながらも無事卒業、めでたし、めでたし・・・
だから多数に支持されるのでしょうが、私は、この番組も水戸黄門も同じで、
最後に印籠を出して悪者退治するのと、何ら変わりがないように思え、
全然現実味が湧かないのですよ。
所詮、こうであったらいいな、という現実からは遠いお話しだし、
実際、身近な話しじゃないからウケるのだと思う。
海外ドラマでのCSIという番組があるのですが、好きでよく観てます。
日本でも科学捜査などもありますが、仕事柄、変死体にも何度かお会いしましたが、
地域性や亡くなった曜日(土・日など)で、扱いが全然違うし、
警官が、早く仕事を終らせるために、はいはい自殺・・・と決め付け、
医師に検案書を書くよう迫ったりするのを何度も見てきました。
CSIのようなシステムが日本には無いので、もし、詳細に調べたら
ガクブルな結果も少なくないと思います。
まぁね、現実は大変だから夢を見るために、ドラマを観るのも悪くはないけど、
我が子に言わせたら・・・「静まれぇーーーーいって、悪者も本当におとなしくするのが面白いね、素直なんだね。悪い人じゃないんだよ。きっと・・・ハハハァ・・・・」
私は、事が大きくなる前に何で身分を明かさないのだろうと、不思議だった。
国民性なのか?しかも黄門様は、「懲らしめてやりなさい。」って言うっだけで、
裏方が、黄門様の身を守りながら悪者を退治するのであるから
その労力は、相当なものだ。このもうろくジジイめ。と密かに思う吉宗であった。
めでたし、めでたし・・・・。