先ほどの続きであるが、そんなスクールに行きまして、

英語を・・・・なんて思っていましたが、何と私、ABCからの特訓の日々でした。

まず、そこの先生ったらこれは何ですか?とAの文字を指しまして、

私に訊いてくるので、(バカにされてる?)内心ここからはじめるのか?と思いながら

シータ「あーそれは、エーです。」と答えましたら、

先生まっくろくろすけ「残念、違います。」

シータ「え?何で?」

まっくろくろすけ「これは、エイです。エーじゃありません。」

それから同じように、Zまで、ダメだしを頂きました・・・・・。カゼ

Bは、破裂音だから・・・・・とか・・・エに近いアとか、オとエが入ったとか・・・

もうそれは、それは、A~Zを正しく言えるまで、特訓しましたよ。

しないと、先に進まないのですもん。


そんなことをしながらも、何とか少しずつ前進していきまして、

なんとなく、スクールに慣れてきた頃、その先生のユニークな所や学費を半額に

するからという甘い誘いもありまして、どういうわけか、

そこで私は、生徒でありながら数学を補助的に教えるという任を命じられ、

また、そのスクールは、とっても個性的な生徒の集まりでありましたので、

メンバーは、不登校だったので、通信高校の補助として来ている子達や

①浪目の男の子や自閉症もありながらも頑張って

通信制高校に籍を置いている子から旧帝大在学中の人まで、

それは、もう何というか、凄い所なのですよ。


私は、主に自閉症の男の子のT君のサポートをしていたのですが、

この子って、何て素晴らしいのかと思う、発見と驚きの連続でした。

とにかく、記憶力の凄さはそんじょそこらの人には、かないませんし、

何と、T君は0歳の時の記憶もあるのですよ。

(裏づけが、とれておりまして、母親はビックリしておりました。)


・・・・・・とにかく、もうそれは私の今までの概念を覆すことばかりでして、

決して、宗教的なとか自己啓発セミナーのたぐいではありません。

ごく、普通のこじんまりとした、個人塾(英語習得コースあり)ですので、

通っていた私が、一番ビックリしたくらいです。


のちのちここでの出来事を書きたいと思いますが、

ここでの経験はとても貴重なものでして、眼からウロコが・・・・

毎日バンジージャンプ・・・・のような心境で、いかに自分の無知な事、

いかに、自分がダメな事、いかに自分に可能性がある事、そんなことを

学べた場所でもありました。


あっ・・・・でも自分のことなので、つまらないですよね?


ただね、人ってすごい可能性の塊のようなものってことは、わかっていただけたら

いいなーという思いがあったもので・・・・・。

では、おやすみなさい。