たまたま以前、オニババ化する女たちという本が面白いと言われ、
ブックオフで購入した。まだ途中までしか読んでいないのだが、
共感できる部分と、全くそうではない部分と御座います。
しかし、記述の中での女性の身体性能力の部分や出産の部分に関しては、
共感出来るのですが、何を根拠に・・・・とか、えっ?と思わざるを得ないような内容もありますが、暇つぶし程度には充分楽しめます。
さて、もう1冊が、まだ読んでいないのですが、プーチ二ズムという本です。
これは、アンナ・ポリトコフスカヤ ←クリックで別ウインドウが開きます。
彼女は、ロシアの現状を伝え、あまりにも本当の事を書きすぎたため
暗殺されてしまったジャーナリストです。
私の父は、ロシア語が出来るので、家にもよく父のロシア人の友人が遊びにきて
いましたし、父も元気だった頃(今は、在宅酸素なもので・・・。) 年に3~4ヶ月は、
ロシアの友人の家に遊びに行っていました。ペレストロイカの時の大変な混乱も
ありましたが、ロシア人のたくましさもまた、肌で感じる事ができました。
ですが、ロシアの闇の部分も父はよく知っていましたので、
私などのようなものでも、想像するに易しい状況なだけに、このジャーナリストの死は、本当に悲しいし、許せないと同時に背筋の凍る思いでもあります。
気づかない、知ろうとしないとは、本当に恐ろしく狂気だと思います。
現在のロシアの闇の部分を考えますと、南アフリカのアパルトヘイトを思い出します。
(遠い夜明けという映画がありますので、是非映画終了時のテロップに延々と
亡くなった人達の数、死因、年齢、などが流れますので、そこまで観ていただきたい。)
現在、この世界で戦争や武力闘争などあちこちで起きていますが、
人って、平和や他者を思いやることが出来ないものなのだろうか?
そんな事しか出来ないならいっそ、国家などは無くなってしまえばいいのに。
今も、事の大・小あれど、日本でも裁判で争っている方たちを見るけど、
どうも被害者側の人や家族など、特に国家権力やら大きな組織やらと戦う場合、
被害者側は、当事者にも関わらず、アウェーでしか戦うことが許されず、
よっぽどの事がない限り、被害者側に立った判決が出される事はない。
私は、そんなに頭がよろしくないのだが、司法関係者やジャーナリスト、
すべてにおいて、ダメダメなのではないのか?
そのくせ、講演活動やお金になったり名声が得られることは、すぐ動く。
ニュースやコメントでは、ガス抜きのような発言をするけど、キチンと伝えていないし、現状、おかしいと感じても法整備に動こうともしない人達、そんな人を選挙で選んだり、総理や知事が側にきたらキャッキャッと騒いで、記念写真を撮ろうとする人、
知ろうとしない、気づこうとしないのは、本当に罪だと思う。
自分達が、いつ、どんな目にあうのかわからないのに、その時に国や司法は、
自分達を守ってくれると本気で思っているのならこんなにおめでたい国家はない。