子どもの“自尊心”を高めることの意味
どうも!「kodomojisan」です。私が暮らしている地域は8月の終わりころからすでに肌寒く、朝夕はパーカーを羽織ってました・・・でも9月に入ってからまた暑くなってきましたねー!皆さん体調を崩さないようにお気を付けください。さて!今回は前回のブログでも少し触れた、「子どもがしてほしいと求めてきたことは最後までしてあげる」この大切さを皆さんにお伝えしたいと思います!私の保育園の子どもたちは、よく「先生抱っこー!」と来てくれます。0歳の乳児さんから年長さん。はたまた小学生の男の子まで来ます(笑)※うちの保育園では小学生のお子さまも利用可能なんですそんな時、私はぎゅーっと抱きしめて抱っこをしてあげています。仕事柄、事務所で仕事をしていることも多いのですが、よっぽど手が離せないタイミング以外はしっかり応えます。そして満足すると嬉しそうに私の元から走り去っていきます。時にはそこから両手を持ってブランコをしてあげたり、高い高いをしたり、くすぐり遊びをしたり・・・また、例えば自分で着替えができる子が、「先生着替えさせてー!」と来ることもあります。そんな時は、「その子が求めているところまで」着替えさせてあげます。途中で「あっ、ボタンは自分でできるよ。」と言って自分でボタンを閉めようとしていたらそこまでにしますし、何も言わず着替えが終わるまでされるがまま(笑)の子に対しては、最後まで着替えさせてあげます。これも小学生の子に対しても同じようにしてあげています。自分で食事ができる子が「先生食べさせて!」と言ってきたら、その子の望んでいるように食べさせてあげています。えっ?甘やかしすぎ?いえいえそんなことはありません!(甘やかしすぎではないとは言えませんが・・・)確かに大きな保育園でそんなことは一人一人にしてあげられないとは思いますが、これで良いんです。これが良いんです。子どもが「してほしい」と思ったことは、できる限り最後までしてあげてほしいんです。子どもは自分の身を置く環境を自分で選べません。ほとんどの場合は、保護者が保育園や幼稚園に入園することを決めていますよね?1歳のお子さまから、「私さ、○○園に興味があるんだけど行ってもいい?」なーんて言わないですよね(笑)意外と子どもたちって見えないところで我慢をしています。なんとなく寂しい想いを抱えながらも、元気な素ぶりをしていることもあります。そんな時、いつもは自分でできることも信頼できる大人に求めることがあります。肌の触れ合いから気持ちを満たそうとしていることもあります。子どもに携わる大人には、このことをわかってもらいたいんです。「自分でできるでしょ。」「今忙しいから一人で遊んでてね。」「もう○歳なんだから・・・。」なんて言わないであげてください。子どもは気持ちが満たされたら、頑張れるんです。そして、満たされた状態から様々なことにチャレンジできるんです。自分の気持ちを満たしてくれる大人がいるということは、その子の成長にとってプラスにしかなりません。「自分は愛されてるんだ。」「素直に甘えてもいいんだ。」「自分はこのままでもいいんだ。」そうやって自分を大切に思える子どもは、他人にも優しくなります。気持ちが満たされていると、とても穏やかに過ごせます。※これは保育園あるあるですが、お休み明けの子どもたちの表情や態度で、お休み中の過ごし方がわかります。のーんびり穏やかに過ごせている子は、保護者の方とゆったり過ごせたのかな?と思いますし、カリカリして落ち着かない子は、お出かけして疲れていたり、お母さんお仕事で一緒に過ごせなかったのかな?と感じます。日本は若者の自殺率が世界的に見ても高い水準にあります。一概に「こうだから」とは言い切れませんが、自分を大切に思えていない人が多いのではないかな?と感じます。また引きこもりやいじめもとても多いですよね。自分の個性や良さを自分で認められない。自分を大切に思えていないから、他人のことも大切にできない。こんな背景があるのではないかな?と思っています。「自尊心」というと難しく聞こえますが、「自分のことを大切にできる気持ち」を笑顔あふれる温かい環境の中で育ててもらいたいと思います。