「内容は高校の授業ですね❗️」と
「日本一不親切で自由な実験教室」を
見学したお母さんからの感想。

わざわざ
高校のレベルを教えた訳ではないのです。

おもしろ〜い実験をみせる
→自分で仮説を立てる
→自分でやって観察する
→ヒントを少し与える
→ディスカッションして発表する

ただそれだけなのに、
こど達はどんどん深掘りを始めるのです。


2時間の授業のうち
実験をしているのは実は15分程度。
ほとんどは何故?と考えてノートを書いたり発表する時間。
でも、
こどもはやり切った感でいっぱい。

今日は
化学式をお料理に例えて説明した後に、
薬品の化学式を見せて元素周期表を机に置いておきました。

すると、
「Hが3つと、Oが2つで…だから…」
「おそらくHの特徴は…だと思うので…」と
解らないなりの仮説を発表してくれます。


小学生はみんな実験が大好きです。
なのに…
高校になる
→元素周期表を暗記させられる
→化学式を丸暗記して試験を乗り切る
→化学が嫌いになる

あれほど実験が好きで、
「どうしてだろう?」と
目をキラキラさせて話してくれるのに。
高校になると嫌いになる教育は
どこを目指しているのか?

暗記できた人が勝ち。
何故だろう?とそこに時間をかけている人は受験負け組。
更に、
ヘンな意見を言った日には
「めんどくさい奴」と思われる。
だから、
こども達は自分の思いついた事を言わなくなり、
ついには考えなくなる。

日本の教育は
どんな人材を作りたいんだろう?
私は
夢中になって次々とアイデアが浮かぶ人材を育てたい。

化学に詳しい人からは、
化学式をお料理に例える私のやり方は
馬鹿げているようです(笑)。
でも、
その人はこども達の目をキラキラさせているでしょうか。
化学大好き!と言わせているでしょうか。


私は短大の保育科卒です。
(私は自分の学歴に誇りを持っていましたが、今の社会では短大⁇保育科⁇と低く見られているそうです。知らなかった💦)

そんな私なので
化学の事は詳しくは教えられません。
こども達と何故だろうね〜?と一緒に悩み、
もやもや(疑問)を持ち帰らせる所まで
全力で付き合う。
理科の素人を強みに活かして、
理科好きになる「きっかけ」を作る教室でありたいと思います。




※工学部の学生さんが講師として一緒なのでこども達からの質問には答えられます。