最近よく耳にする『教育虐待』

よくよく考えたら怖い言葉ですよね。。。



Wikipediaによると・・

教育虐待(きょういくぎゃくたい)は、「教育熱心過ぎる親が、過度な期待を子どもに背負わせてしまい、思うとおりの結果が出ないと厳しく叱責してしまうこと」

子の人権を無視して勉学や習い事などの教養を社会通念上許される範疇を逸脱して無理強いさせる行為である。

しかも、「これは経済的、社会的地位の高い両親のもとで起きることが多くなっており、弁護士の間では教育虐待と呼ばれている」

まだ広く一般的に周知されている呼称ではないが、 2011年に「日本子ども虐待防止学会」で武蔵大学の武田信子 (タケダ ノブコ) 教授が「子供の受忍限度を超えて勉強させるのは教育虐待になる」と発表した事から世間に認知されるようになったとされる。

元々は勉強(学問)の場で用いられていた経緯があるが近年では行き過ぎた習い事全般をも指すようになった。




ちょうど最近、その言葉が広まるきっかけになった事件の裁判がありましたね。。



親は、良かれと思ってのこと

愛ゆえのこと

子どもの将来のため

きっと色んな託す思いがあった所以のこと。


そもそも子どもに対して無関心なら、教育に力を入れないのでしょうが。。



それでも『過度な期待』や『無理強い』

ましてや子どもに対して、勉強しないから叱責挙げ句の果てに暴力なんて、、
絶対あってはならないと私は思います。

もちろん、我が子に託す想いは
親であれば持つのは然り。


でも、子どもを

『自分とは全く違うひとりの人間』

と認めず、親の従属物のように思う人もやはり一定数はいるのでしょう・・。





以前とある教育ブログをたまたま目にしました。


小学校から帰宅し、寝るまでの時間。


習い事、塾、宿題、ご飯、お風呂。


さらに勉強させる時間を捻出したいが、いっぱいいっぱいだという記事。

あとは寝る時間を削るか、、、

ご飯の時に本を読ませるか、、

等々。



分単位のスケジュール。




ちょっと戦慄を覚えたのですが、、、


遠いどこかの話ではなく、案外身近な子ども達もそうなのかしらと思うこともしばしば。。。





それが我が子と変わらない年齢の子ども達。



うちの子どもは勉強が好きだから。

◯◯中学に行きたいと行ってるから。

自分から言い出したから。。。






でも、もし、例えそうであってもね。

自分が朝から寝るまで

分単位のスケジュールだったら、、


どうだろう。



自由な時間、ボーッとする時間が全然なかったら、、


どうだろう。



長期休みは夏期講習、冬期講習、春期講習のみで終わったら、、


どうだろう。




セミの捕り方より、机に向かい

旅行は行かず、旅人算。


今より、未来のみ。


親が英語が出来ないのに、英語を子どもに託す。




もちろん、気持ちはわからなくはないです。


将来のため、子ども達が『食える大人』になるため。


不透明な時代。

AIが台頭する時代。


先がわからない。

だからこそ、よりよいコースを。

選択肢が広がるであろう道を。





わかります。


わかります。



でも、それの手段が


子ども達の自由な時間を全て奪い、管理することが本当に良いことなのでしょうか?






子どもは親が喜ぶことをしたいと、無意識に思います。




文武両道にするためスケジュールびっしりな毎日。


それは、本当に子どもが心から望んでいることなのだろうか。






と、偉そうに書いてしまいすみません。





教育虐待関連の記事を読むと、どうしても、、

その経緯がなんかズレでると感じてしまう自分がいるのです。。。




もちろん、教育というだけに。


それだけ手をかけ、時間をかけ、お金をかけてるのだから。


愛ゆえに。です。



よりよくなってほしい、愛ゆえに。です。






スケジュールびっしりな毎日。


やらされてるのか、やりたいからやってるのか。


子どもの顔を見たら、きっと一目瞭然。




そこの違いを、近いからこそ盲目になるのだろうか。。





正直教育に関しては親の価値観がやはり強く出ます。


どこまでを教育虐待とするのかも、きっと曖昧。




でも、もし私が

子どもには高学歴になってほしいから、とにかく勉強!英語!塾!

となるならば、私自身も勉強します。

子どもに分単位のスケジュールを組むならば、自らもそういう毎日にします。

英語を勉強してほしいなら、私がまず勉強して英語を身につけます。


それをせずに

『子どもの為』

という名目で課してるのは、、

ちょっとなぁ。。。



たまに勉強が大好きすぎる子や、受験勉強がその子の性分にベストマッチする子もいます。


でも、そういう子は何にも言わなくても勝手に取り組むから、そもそも教育虐待なんてあてはまらないでしょう。





今は激動の時代。


一昔に当たり前だったことが、次々に崩壊しているのを目の当たりにします。


私も正直、どういうものが正解か


子ども達にとっての道はどういうのが幸せなのか


わかりません。




わからないからこそ。


まずは子ども達をしっかり観察して

彼らの得意不得意・好き嫌い・性格をしっかり見極めながら

サポートしたいと思っています。




盲目的にならぬよう、俯瞰して


また色んな人の話を聞いて、視野を広げながら考えていける親でありたいです。




と、落とし所がわからないので

この辺で。。。😅