太宰府天満宮の禰宜、味酒(みさけ)安則さんから伺った話、黒田官兵衛(如水)の遺訓は次の3つ…
1.分相応に蓄財せよ
これはいきなりいい言葉ですね。学者さんの多くは如水はケチだったという人が多いようですが、一兵卒は一兵卒なりに、ご家老はご家老なりに、お殿様はお殿様なりに分相応の蓄財をするよう薦めていたそうです。
「百姓は田んぼの隅にみかんを植えなさい」
「武士は庭に梅の木を植えなさい」
「下級武士は庭に白梅を植えなさい」
とは、如水の言葉!
キチンと将来を考えなさいというメッセージが伝わってきます。
糸島の田んぼの隅にみかんの木が多いのは黒田官兵衛の教えなのかもしれません(^^)
2.学問は自分や組織の有事に備えて励むべし
如水は軍師として有名ですが、連歌や茶の湯の道にも長けていて文化人だった事も有名な話です。
知識や知恵は、偉くなるためや先生になるためのものではなく、いつ有事があっても直ぐに対応できるための物という事ですね!
3.勝ちに不思議あれど、負けに不思議なし
この言葉、野球の野村監督の言葉と勘違いしている人が多いようですが、実は黒田長政の言葉です。そして元を正せば如水の言葉だったのです。
如水は59歳で亡くなったそうですが、私もあと12年で59歳…如水のように後世に残るような仕事をしたいものです(^o^)/

