7月24日(月)曇り後雨

毎朝恒例の全員でのラジオ体操をし、朝ごはん、施設の掃除、それぞれの
洗濯を済ませて、この日はデイキャンプ。

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信濃町の有志の皆様などから差し入れて頂いた沢山の新鮮な野菜、くだも
のを洗ったり切ったりし、かまどもスタッフに見守られながら子どもたち
が火をおこしてくれました。

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カレー、きゅうり、トマト、サラダ、ゆでとうもろこし、ネクタリンなど、
自然の恵みがたくさんのお昼ごはんが出来上がり、みんなで協力して作っ
た食事はとても美味しく、全員大満足。好き嫌いが多く食べ残しが多かっ
た子どもたちも、自分たちで作った料理は残すことなく見事に食べていた
のが印象的でした。

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午後は、スイカ割り。仲間たちの「右!左!」、「一歩前!」の声援に案
内されスイカを目指します。全員の力で徐々にスイカにヒビが入り、6年
生の一撃で見事に割れて、みんなのお腹に納まりました。

その後は自由時間。近所で展示されている鉄道模型ジオラマを見学したり
(模型とは言え精巧に作られた列車は迫力満点で、リモコンで操作して自
由に線路を走らせることができます。今回行ったのは幼児とお母さんの2
家族だけで、他の大きな子たちはおそらく小さな子向けのものと思って参
加しなかったので実にもったいない。)、トランプで遊んだり。
別室では、温熱療法が行われ、子どもたちとお母さんたちが体験しました。
小型のアイロンを使ったシンプルなケアで、心地よくリラックスできると
同時に体の免疫力を高めてくれます。心地よさに何回も受けに来る子もい
て大盛況でした。

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夕食の後は、毎年このキャンプで演じていただいている木島知草さんの
「がらくた座」の人形劇を観劇しました。始まる前に会場においてあった
ピアノで、参加者の6年男子が見事なピアノの腕前を披露してくれ大い
に盛り上がりました。

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この日、子どもたちは宿泊している部屋を使ってお化け屋敷をやろうと準
備を進めていた。あいにく別の宿泊客が到着したために大騒ぎはできなく
なり中止になってしまったけれど、キャンプが始まり知り合ってから3日
目なのに、子どもたちは全員でそんな企てをするほどに仲良くなっていま
した。

7月25日(火)曇り時々小雨

早朝5時;虫捕り。“虫好き”の幼児2人とお母さん方を挟むようにスタ
ッフ2人が付き、雨上がりの林の中を進む。15分ほど遅れて男の子6人、
女の子5人に他のスタッフ後から付き、合流。しかし、子どもたちの願い
もかなわず、虫の姿がほとんど見られなかった。野鳥の鳴き声がしていた
ので、時間的に遅かったのか。女の子1人が虫に刺されて後に病院へ。
朝「がらくた座」の木島さんが“竹とんぼ”大会をやってくれた。子ども
たちは学年毎にわかれ竹トンボを飛ばす。竹とんぼは松本市の竹職人が地
元の竹を材料に、手作りした“なかなか”のもの。お土産として木島さん
が子どもたちへプレゼント。

9時頃「がらくた座」の木島さんたちが帰る。スッタフの一人が身体の変
調を訴えて、木島さんの車に乗って、病院へ。子どもたちと共に回復を祈
る。

9時半頃から錬成センターの職員の指導でおやき作り。具はキャベツとカ
ボチャの2個。子どもたちはこねた小麦粉の皮を手の平の上で広げるのに
苦労しながら、2種類の具を何とか包み、笹の葉で十字に包るんで上手に
仕上げた。皆真剣であった。後は蒸かしてできあがり。
そのおやきを11時15分頃食べる。子どもたちは2つのおやきをほとんど残
すことなく平らげた。大量に残るのではないかと思っていたスタッフ一同
は“一安心”。

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昼過ぎに高山村にある屋内の施設“ゆうゆうランド”のプールに出発。施
設まで、バスで1時間30分ほどの行程であり、少し遠いかなと心配したが、
“雨降りのための変更”は正解であった。プールは温泉付きで、それほど
混んでいなくて、のびのび泳げた。特に“ウオータースライダー”には子
どもたちはすっかり気に入り、興じていた。途中休憩をとり、缶ジュース
とスナック菓子で一息つく。再びプールへ。幼児お母さん方は同じ室内に
ある温泉へ。

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夕食後子どもたちにハガキを書いてもらう。これは福島の自分宛、あるい
は家族宛に、信州での自分の様子を書くもので、初めての試みである。
“なぜ書かなくてはいけないの”という反発が出るかなと予想したが、子
どもたちは皆一生懸命書いていた。錬成センターの事務所から郵便番号帳
を借りてきて正確に住所を書くことができた。翌日、“山”の郵便局に投
函する。「小田切」の消印がなされている自分宛のハガキを福島で受け取
った時の子どもたちの気持ちは…?