2014年7月28日~8月2日の5泊6日で行われた「第2回 ふくしまの
子どもたち 信州まつしろサマーキャンプ」の報告を前半・後半に分け
て掲載します。
今回のキャンプ参加者は、下は2歳から上は小学校6年生までの子ども
たち23名と保護者10名のお母さんたちでした。
7月28日(月) 晴れ
サマーキャンプ参加者は朝9時に郡山駅前の観光バス発着所に集合し、
大型バスに乗車して9時15分出発。5月末に募集し、たった1日で締切
りとなった参加者は、いわき市・郡山市・白河市・福島市・水戸市(南
相馬市からの避難者)から、昨年も参加した3家族10人を含む親子33名。

午後2時半に松代町大室にあるJA研修所宿舎に到着しました。JA長野中
央会様には昨年と同じく宿舎を無料提供して頂き、スイカやジュース、
本のプレゼントも頂きました。高台にある眺めの良い宿舎は自然環境に
恵まれ、子どもたちは早速外に出て昆虫探しです。

到着後のオリエンテーションでは長野市のおやき専門店から提供された
おやきをまず食べてから、参加者とスタッフの自己紹介の後、スタッフ
の小池さんのリードで笑いヨガをやって子どもたちも親たちもリラック
スした様子でした。夕方からは『おしゃべりうさぎ』など5人のメンバ
ーが、絵本やブラックシアター「七つの星のひかり」、新聞紙を使った
お話しなど多彩な「歓迎おはなし会」を楽しみました。

7月29日(火)晴れ
二日目は須坂市動物園とプール遊びです。臥竜公園入口には須坂園芸高
校の3人の生徒さんと地元のボランティアが2人待っていてくれました。
須坂市動物園はこじんまりとした動物園なので、当初は動物園を見た後、
隣接している臥竜山をハイキングしてから昼食休憩の予定でした。しかし、
生まれたばかりの赤ちゃんのいるカピバラ園舎では食事の場面で飼育員さ
んから解説があったり、モルモットなどの触れ合い体験をやったり、南園
にある遊園地で遊ぶ子がいたりで、結局時間はアッと言う間に過ぎてしま
いました。南園の一番奥にある家畜ゾーンまで大半の子はたどり着かずに
時間となり、それでもみんな十分満足して動物園を後にしました。


臥竜公園にある大きな竜ヶ池を散策しながら池を見下ろす臥竜山公会堂に
入り、広々とした大広間で昼食休憩となりました。
公会堂でお弁当を食べてゆっくり休憩した後、サマーランドという須坂市
の市民プールへ。子どもたちがとても楽しみにしていたプール遊びです。
よく晴れた暑い日でした。

長野県で一番長いスライダーや広い流水プールで高校生ボランティアと一
緒に思いっきり遊びました。子どもたちの水泳帽には前夜お母さんたちに
も手伝ってもらって付けたリボンがあり、見守るスタッフにも好評でした。

7月30日(水)晴れ
飯綱高原デイキャンプ
朝9:00に松代を出発したバスが10:00に飯綱高原に到着しました。
現地のボランティアと親子が出迎え、まず「自己紹介レクリエーション」
で、みんなの親睦を図ります。総勢なんと75人(小学生以下32人、中学生
以上大人43人)になりました。

午前中は、近くの大谷地湿原をお散歩したり、お昼のカレーライスを作っ
たり、フィールドアスレチックに挑戦したりと、思い思いに楽しみました。
お昼はカレーライスと丸かじりのきゅうりとトマト、モロッコインゲンの
サラダ、たくさん遊んだ後なのでおかわり続出でした。
午後はフリータイム。昔の火起こし体験や、フィールドアスレチックの再
挑戦、虫とり等々、シートの上でゆっくりする子やお母さんたちも。
おやつの時間には、自分でパン生地を竹に巻いてかまどで焼いて食べまし
た。ほかにゆでたてのトウモロコシもあって、おなか一杯に。
そこへ突然うれしい訪問、人形劇団「がらくた座」の木島千草さんがやっ
てきました。みんなで人形劇を見て人形と遊んで・・・、楽しい時間はま
たたく間に過ぎ、もう4時半、みんなで片づけをして帰りのバスに乗り込
みました。
涼しく気持ちのいい高原で、一日いっぱい遊んだデイキャンプでした。

(夜) 花火
昼間の飯綱高原キャンプからの帰りが予定より遅れたこともあり、参加者
はかなり疲れ気味であったため、夜の花火の時間は自由参加としました。
それでも楽しみにしていた子どもたちとお母さんの多くが参加して、花火
を楽しみました。最後は地上噴出型の花火7個で無事終了しました。