「子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク・北信」では現在、今年の夏休み
に福島の子どもたちの保養を受け入れるための準備を行っています。今のとこ
ろ北信地域の2カ所で、7月29日から8月3日までの期間で保養を計画していま
す。
以下に3月9日に長野県松本市で行われた「子どもたちを放射能から守る信州ネ
ットワーク」の発足のイベントで発表された発足宣言を掲載致します。私たち「北
信」の会でもこの発足宣言の精神でこれからの活動を継続していきたいと考えて
います。北信地域での保養の実現に向けて多くの皆さまのご協力、ご支援をよろ
しくお願い致します。
子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク 発足宣言
私たちはつながる
東日本大震災、それに伴う原発事故からはや2年。放射能汚染の収束の目処は
立っていないにもかかわらず、政府、マスコミの論調はすでに問題が片付いたか
のようです。
全国に散らばる避難・転居者数は30万人以上。避難したくてもできない人が、まだ
全国に散らばる避難・転居者数は30万人以上。避難したくてもできない人が、まだ
たくさんいます。被災地の苦悩は、私たちの苦悩です。
私たちはつながる
放射能の汚染による健康被害の実態は誰にもわからず、目に見えない恐怖は、
精神の底流で広がっています。子どもたちは今もなお、屋外で遊ぶ時間・場所の
制限、食事の注意、原因の特定できない体調不良など、日々プレッシャーに晒さ
れています。
震災後、私たちは長野県各地で保養キャンプを行いました。一時でも被災地を
震災後、私たちは長野県各地で保養キャンプを行いました。一時でも被災地を
離れ、解放された子どもたちの笑顔、輝くいのち、自然と語らう姿は私たちの心
に焼きついています。
私たちはつながる
子どもには、安心して健やかに成長する権利があり、大人にはそれを守る義務
があります。
私たち長野県で行動する団体・個人は、被災地に住む人々と連携し、保養キャ
私たち長野県で行動する団体・個人は、被災地に住む人々と連携し、保養キャ
ンプなどの支援を通じて広くつながっていきます。一人でも多くの子どもたちが
長野県を訪れるように。子どもたちの希望あふれる笑顔のために。
「子どもたちを放射能から守る信州ネットワーク」の発足をここに宣言します。
2013年3月9日
長野県松本市
長野県松本市