気象系51。シリーズとは無関係の学パロです。毎月15日はいちごの日。上は1視点、下は5視点になってます。書き方忘れたので駄文具合が酷い。
J禁、P禁、ご本人様筆頭に各種関係全て当方とは無関係ですのでご理解よろしくお願い致します。
***
うちの学校には超がつく有名人がいる。
京都に舞台の勉強をしに1年休学していてダブっている俺の2つしたの学年。年で数えたら3つ下になるから本来なら高校で一緒になる事なんてなかったはずの後輩。キリッとした強めの顔に反して子供っぽくてちょっと抜けてて、でも気遣いがヤバい可愛いそいつ。
柄にもなく人を好きになるだなんて事をしてる俺の片思いのその相手が今、校舎裏で告白を受けている。
相手は……誰だろう?マジで他人に興味がなさ過ぎて覚えてない。ゆるく巻かれた茶色い髪と華奢な体。遠目でもスタイル良さそうな感じだからたぶん可愛い子なんだろう。知らないけど。
付き合うのかな、て思いながら俺はまた芝生に寝転がった。とうに散ってしまった裏庭の桜の下は丁度いいサボり場所で、眠くなると大抵ここに来る。昼休みに来て5時間目の開始までには戻るつもりだったけど……この分だと寝過ごしたな。完全に。
今鞄を取りに教室に向かおうと出ていくとバレてしまうのではやく終わる様に願った。すっかり日も傾いてる空を見上げて目を閉じる。
ズキズキ痛む胸は見ないふり。
「好きな人がいるんだ。」
2人の会話は微かに風に乗って聞こえてくるくらいでBGMにもならないのになんでかまつもっさんのこの言葉だけはハッキリと聞こえた。
……好きな人、いるんだ?
いや、いない方がおかしいか。引く手あまただもんな~~。なんかずっと人に囲まれてるし。気になる人がいないはずがない。しょおくんにくっついて俺たちと一緒にいるようになってるけど……。
ズキズキってしてた胸の痛みがズキン、ズキン、て重くなる。
好きな人、しょおくんとかかな……。俺らに向ける笑顔と全然違うもんな……。
「ありがとね。」
思考の海に沈んでた俺の耳にそんな声が聞こえた。終わったっぽい。フラれたあの子に同情して、ちょっと一緒に話せないかなとか思ってしまう。たった今失恋してしまったもの同士、まつもっさんのいいところも悪いところも全部吐き出してスッキリさせてしまおうって持ち掛けたいくらい。不審者になるからやんないけど。
女の子の歩いていく足音が遠ざかる。まつもっさんは……どうだろう、と思ってたらなんか、ザクザクこっちに近づいてくる足音がすんだけど?
え、あれ?もしかして居たのバレてる?
うわーー、これは気まずい。どんな顔したらいいのかもわからない。あ、いや、今寝て過ごしてんだからそれでいいか。心を落ち着かせて……無心……無心……。
あ……木々のざわめきがいい感じ……に眠れる……
か、
も…………。
+
「やっぱりね、いると思った。」
裏庭の大きな桜の木を覗き込めば敷き詰められた芝生の上に想い人が転がってる。
切りすぎだろってくらい短く刈られた髪。中学生に見られてしまうほぼ幼い顔は眠っていてより子供っぽい。教室にまだ鞄があったのにいないからまた寝坊してるのかと思ったら案の定だ。
「おーのくん、起きてる?」
傍にしゃがみ込んで声をかけるも無反応。ふにふにの頬を突いてみたけどうんともすんとも言わない。口元に手のひらを当てれば呼気が当たるから生きてはいる……けど、まだ起きてないようだ。その事実にガッカリする。さっきまで緊張にバクバクさせてた心臓の熱が一気に凪いだ。は~~、残念。
「聞いててくれればよかったのに。」
この距離ならオレが告白されてる場面もその言葉もきっと知る事が出来ただろうに。間が悪い。なんで起きていないんだ。
ちょっとでも意識してほしい。オレを視界にいれないその目に写りたいのにそのチャンスはまだ先になった。後はどういう切欠があればアンタはオレを恋愛対象にしてくれるんだろう。
誰が好きなのか、なんて話題を振ってくれさえすれば……なんて思ってる時点で後ろ向きすぎるか?絶対に逃がしたくない相手だから慎重に事を進めたいって動いてるのが自分でもどかしくなってくる。嫌われたくはない……だけど、でも、はやく好きって言いたい。この自由を愛するこの人をオレのものなんだって触れ回りたい。オレだけのものにしたい。
そんなよこしまな気持ちで後をついて回ってるってきっと知らないんだろうな。
すやすやと子供のように眠るその隣に寝転がっておーのくんの顔を見つめながら風に吹かれる。
今はまだ関係を壊すのが怖くて言えないけれど、せめてこの人が卒業してしまうまでには、どうか。
そんな事を願いながらおーのくんが起きるまでずっとその寝顔を眺めていた。
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J禁、P禁、ご本人様筆頭に各種関係全て当方とは無関係ですのでご理解よろしくお願い致します。
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うちの学校には超がつく有名人がいる。
京都に舞台の勉強をしに1年休学していてダブっている俺の2つしたの学年。年で数えたら3つ下になるから本来なら高校で一緒になる事なんてなかったはずの後輩。キリッとした強めの顔に反して子供っぽくてちょっと抜けてて、でも気遣いがヤバい可愛いそいつ。
柄にもなく人を好きになるだなんて事をしてる俺の片思いのその相手が今、校舎裏で告白を受けている。
相手は……誰だろう?マジで他人に興味がなさ過ぎて覚えてない。ゆるく巻かれた茶色い髪と華奢な体。遠目でもスタイル良さそうな感じだからたぶん可愛い子なんだろう。知らないけど。
付き合うのかな、て思いながら俺はまた芝生に寝転がった。とうに散ってしまった裏庭の桜の下は丁度いいサボり場所で、眠くなると大抵ここに来る。昼休みに来て5時間目の開始までには戻るつもりだったけど……この分だと寝過ごしたな。完全に。
今鞄を取りに教室に向かおうと出ていくとバレてしまうのではやく終わる様に願った。すっかり日も傾いてる空を見上げて目を閉じる。
ズキズキ痛む胸は見ないふり。
「好きな人がいるんだ。」
2人の会話は微かに風に乗って聞こえてくるくらいでBGMにもならないのになんでかまつもっさんのこの言葉だけはハッキリと聞こえた。
……好きな人、いるんだ?
いや、いない方がおかしいか。引く手あまただもんな~~。なんかずっと人に囲まれてるし。気になる人がいないはずがない。しょおくんにくっついて俺たちと一緒にいるようになってるけど……。
ズキズキってしてた胸の痛みがズキン、ズキン、て重くなる。
好きな人、しょおくんとかかな……。俺らに向ける笑顔と全然違うもんな……。
「ありがとね。」
思考の海に沈んでた俺の耳にそんな声が聞こえた。終わったっぽい。フラれたあの子に同情して、ちょっと一緒に話せないかなとか思ってしまう。たった今失恋してしまったもの同士、まつもっさんのいいところも悪いところも全部吐き出してスッキリさせてしまおうって持ち掛けたいくらい。不審者になるからやんないけど。
女の子の歩いていく足音が遠ざかる。まつもっさんは……どうだろう、と思ってたらなんか、ザクザクこっちに近づいてくる足音がすんだけど?
え、あれ?もしかして居たのバレてる?
うわーー、これは気まずい。どんな顔したらいいのかもわからない。あ、いや、今寝て過ごしてんだからそれでいいか。心を落ち着かせて……無心……無心……。
あ……木々のざわめきがいい感じ……に眠れる……
か、
も…………。
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「やっぱりね、いると思った。」
裏庭の大きな桜の木を覗き込めば敷き詰められた芝生の上に想い人が転がってる。
切りすぎだろってくらい短く刈られた髪。中学生に見られてしまうほぼ幼い顔は眠っていてより子供っぽい。教室にまだ鞄があったのにいないからまた寝坊してるのかと思ったら案の定だ。
「おーのくん、起きてる?」
傍にしゃがみ込んで声をかけるも無反応。ふにふにの頬を突いてみたけどうんともすんとも言わない。口元に手のひらを当てれば呼気が当たるから生きてはいる……けど、まだ起きてないようだ。その事実にガッカリする。さっきまで緊張にバクバクさせてた心臓の熱が一気に凪いだ。は~~、残念。
「聞いててくれればよかったのに。」
この距離ならオレが告白されてる場面もその言葉もきっと知る事が出来ただろうに。間が悪い。なんで起きていないんだ。
ちょっとでも意識してほしい。オレを視界にいれないその目に写りたいのにそのチャンスはまだ先になった。後はどういう切欠があればアンタはオレを恋愛対象にしてくれるんだろう。
誰が好きなのか、なんて話題を振ってくれさえすれば……なんて思ってる時点で後ろ向きすぎるか?絶対に逃がしたくない相手だから慎重に事を進めたいって動いてるのが自分でもどかしくなってくる。嫌われたくはない……だけど、でも、はやく好きって言いたい。この自由を愛するこの人をオレのものなんだって触れ回りたい。オレだけのものにしたい。
そんなよこしまな気持ちで後をついて回ってるってきっと知らないんだろうな。
すやすやと子供のように眠るその隣に寝転がっておーのくんの顔を見つめながら風に吹かれる。
今はまだ関係を壊すのが怖くて言えないけれど、せめてこの人が卒業してしまうまでには、どうか。
そんな事を願いながらおーのくんが起きるまでずっとその寝顔を眺めていた。
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