旬は竜雲の如く | 古代文字で、心の源泉を耕す

古代文字で、心の源泉を耕す

文字の持つ力を心の奥から探ります

旬は一瞬だ。  

雲の如く、すぐ移り行く。

食べ物の旬も

本当に一瞬。

先日、葉唐辛子を頂いて


茎を取って

さっと湯がいて

刻んで

辛めの調味料と青唐辛子で

炊いていきます。

ああ、これは危険。

ご飯がススム。

そう、旬。

こんな文字です。


あら、可愛い!

これ、もとは「勹」と書いて
尾を巻いた竜

なんですって。

これで「10日間」を意味すると。

これが「雲」の古代文字に形が似ている。


この「旬」が竜の形で示されているのは

一旬の吉凶を支配するものが

この竜形の神である(勹)

と考えられていたからであろう。

殷王朝(甲骨文字ができたころ)の暦は

10日を「一旬」としていて

のちに、勹(ほう)に日が加わって

「旬」の形になった。

(以上、常用字解(白川静)より)

旬を取り入れることは

竜神様を取り入れることになるのか?

旬を食べることは

季節を頂くこと。

循環を体に取り入れること。

そうすると巡りの空気に乗れるよね。

四季を巡らす竜神様の

パワーを頂く。

旬を食べることって

そういうことなんだー!

…まぁ、でも1番良いのは

おいしく、おいしく、おいしく、おいしく

頂くことだねー。

と葉唐辛子を乗っけた

炊きたて新米ご飯のことを

朝から妄想するのでした。