今回は『仙禽』の雪だるまです。
うまく上澄みを取ることに成功です!
含んだところ、若干酢酸エチル混じりのところこそありますが甘味と酸味はしっかり出ていて、乳酸も感じられます。まるで洋ナシ、あるいは青いメロンを思わせるような。ガスで切れていく感じですね。また、酸味のほうが甘味よりも強く出ている感じ。
撹拌してみましょう。
にごり部分はきっと濃醇……かと思いきやそうでもなくて、案外サラッとしている感じ。
上立ち香にも乳酸が感じられるようになりました。この乳酸の出方といい、飲み口の滑らかさといい、まるで純白のシルク。甘味が酸味で切れるのは相変わらずで、どんな場合でも酸味と飲み口が主役であるところは『仙禽』らしいところですよね。
しかしこのお酒、どこかで似たようなのを……思い出した!『廣戸川純米にごり』だ!
そういえば、『廣戸川』を購入したいわきの角打ちやってた酒店で教わったのは「にごり酒に熱燗は合う」ことだった。というわけで試してみました。
古代米ダブル@kodaimai2
夜勤帰り。仙禽雪だるまの残りを燗に付ける。ぬる燗ぐらいで。最高(人*´∀`)にごり酒の燗って甘味がまろやかで綺麗になる。仙禽らしい酸味とこの酒ならではの滑らかさも合わせて、あまりに贅沢なお酒に。この飲み方、自信を持ってお勧めします。感動しますよ! https://t.co/0le5vlZiXx
2017年12月28日 10:52
すみません。ちょっと引用です。
実際こんな完成度だったんだよなぁ。燗につけたお酒のなかでは味の膨らみかたといい完璧で、味の瞬間最大風速が半端じゃなかったですね。
しかし、雪だるまのイメージを想起させるのはやっぱり『いづみ橋』のほうだったかな。むしろ『仙禽』は、フィギアスケートというか、雪の上を颯爽と駆け抜けるソリの如し。これはこれで冬らしいところなので、僕としては満足かな?