『蓬莱泉』です。僕のブログの定番銘柄ですね。



 
 今回はなんとなくですが、中部国際空港セントレアにちょっとお出かけ。
 
 

 
 夕暮れ少し前の空は群青と浅葱色が混ざった幻想的な空色です。
 ちなみに当日は盆踊りの真っ最中。写真下にいる黄色いのは……



 みんな大好き、黄色いアイツピカチュウです!
 そういえば『ポケモン』は劇場版の時期でしたっけね。劇場版だと、『ミュウツーの逆襲』は日本映像作品史上に燦然と輝く傑作のひとつだとよく思います。



 なお、スタンプラリーは2作目の『幻のポケモン ルギア爆誕』
 空港にある辺り、ひこうタイプの伝説ポケモンらしい配置と言えますかね。
 

 群れで出現したピカ。大量発生しているさまはシュールなように見えるけど、原作的には何も不思議じゃないんだよなぁ。
 


 全国六十余州を繋ぎ、世界の玄関となる空港では、このように旅客機が行来しています。



 
 そんなこの地での銘品館で、購入したのが今回の『蓬莱泉 飛』
 風の便りによれば『蓬莱泉 空』をここで直接買えるという話を聞いたのですが、そんな簡単に置いてるわけ無いか……そりゃそうか。
 ちなみにそのお店では『米鶴』の亀の尾が置いてありましたが、今回は迷った末にこちらに。両方買っても良かったんですがね。
 

 
 さて、この『蓬莱泉 飛』は精米歩合45%の純大。
 "fèi(フェイ)"という読み方は"飛"という言葉のチャイニーズですね――僕は「中国」という言葉はあまり好きではありません。中国地方と被るので――今日本酒はチャイナのほうにも結構輸出されているらしいとか。
 まさに世界の玄関に置かれることを前提に造られた"Sake"。まぁ国際線にも日本酒はちゃんと持ち込めますからね(ただし指定された入れ物に入れていればの話ですが)。
 
 さて、愛知県の地酒の看板を背負った"世界の蓬莱泉"、その味わいは?
 
 ……はい!文句なし!
 軽やかな飲み心地が光るお酒です。引っ掛かりが無く、上白糖のような甘味が綺麗に広がる感じ。そして飛行機のフライトのように疾走感と爽快感のあるキレ。
 『蓬莱泉』は酸味は控目なのになんで旨味の伝達率が早いんだろ。しっかり味わい深いのに、ノイズや振動やストレスのようなものがまるでありません。静寂閑雅とはまさにこのこと。
 訂正。酸味が控目なんかじゃない。ある種これこそが日本酒として理想的な酸味なのかも。旨味を運ぶ推進力として機能した酸味だからです。その意味では、小布施ワイナリー様の『ヌメロシス』にも匹敵するかも。
 本当に"世界の蓬莱泉"だったんだなぁ。構成する要素に無駄がありません。
 値段高い?いやいや、飲めばその価格も納得のクオリティーです。先ほどのスタンプラリーをパロって言うのなら『幻の地酒 蓬莱泉爆誕

 こうかは ばつぐんだ!

 ……おあとがよろしいようで。

 
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