丁度今の岡崎は、桜が咲く季節になっております。
 そして、そんな季節だからこそのお酒ということで、今回ご紹介するのがこのお酒『長誉』です。





 
精米歩合/55%
アルコール分/15度
日本酒度/+3

 丸石醸造様につきましては、以前『オカザえもん純米』というのを飲みましたが、今回は純米吟醸。しかも桜の花びらから抽出された酵母を使用したお酒となります。
 花酵母は東京農大が生み出した技術で、花の蜜にある糖分を媒介にした酵母を採取したとか。香りが良くなるのが特徴なのだそうです。




 前に僕が花酵母のお酒で飲んだことがあったのは『来福』ですかね。茨城にいたころに飲んだのですが、華やかな香りと綺麗な味わいが魅力のお酒でした。
 
 そういえば、4月1日~15日までの間、岡崎公園では岡崎さくら祭りが開催され、夜桜を楽しむことができます。








 もう明日で終わりか……しかし、日曜日に上のような写真を撮ったので名残惜しくはありません。そして、岡崎の蔵元かつ桜を用いたこのお酒を以て桜の季節を見送ろうと思います。
 

 淡麗系の味わいで、エグ味のない透き通った感じのお酒ですね。ここまでは花見酒によくあるパターンです。
 酸味が目立っており、ほのかに苦味と渋味が感じられます。その奥に白い花の香、或いはさくらんぼや桃のような香りが覗かせ、鼻腔をくすぐります。この複雑なアロマは他の花見酒にはあまり見られないなぁ。そしてそれゆえ好感触。
 余韻は長く、酸味がすうっと伸びていきながら徐々に消えていく感じ。
 
 


 こちらのこしあん大福と合わせてみましたが、いい相性でしたね。きっとさくら餅のようなものと合わせて相性のいいように設計されたんですかねぇ。
 
 というわけで、あと残り少ない桜の季節を楽しむことにしましょうか。 


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