前回の記事で「『孝の司』もいずれ紹介できれば」と申し上げましたが、いずれって言うのは流石に中途半端なので、挙げることに致します。
と言うよりは、『孝の司』の柴田酒造場が醸した別銘酒ですかね。
『众(ぎん)』という銘酒です。


精米歩合/70%
アルコール分/17度
製造年月/16.2(28BY)
生酛造りは多くの人手を借りなければならないということも含めて『众』という名前だとか。
「衆」という字の簡略体でもありますが、読み方は「ぎん」。おそらく「吟」という意味も含まれているかもしれません。
岡崎の地酒で、かつ凄そうなものを感じたので購入した次第
飲んでみましょう。
あ、これは僕の好きなタイプの味だ。
含むと焦がしたバターのような香りが広がります。
とにかく濃厚。アミノ酸由来の野太い旨味が冴え渡る。生酛ならではの酸味も伸びてくる感じ。
燗に付けるとより酸が膨らんで野性的に。鋭い切れ味というよりは、大太刀で切るかのような大振りかつヘビーな一振り。
しかし、「神水」ですか……
「「神の水」ともいうべき硬度0.2という極めて硬度の低い軟水」を用いているのだそうで、そんな湧き水が出るから、柴田酒造場のある地域は「神水(かんずい)」と言うのだとか。
なんでもかんでも「神」とつけるのが好きな日本人ですが、まぁ多神教かつ無宗教な国家ですからね。
自然のなかに内在する神……「神即自然」を唱えたスピノザのようなものを感じますがね。
数分数厘、いや、原子や素粒子レベルの物質がどう働くかであらゆる運動や意思が決定されるのだとするなら、あながちスピノザの汎神論は間違ってないかもとかよく思ってたり。
しかしこの神の力、超軟水ゆえに米の味が増大しているからここまで濃厚なのでしょうか?
八丁味噌に代表される名古屋めしのような濃い料理にも負けませんし、幅広く味わえお酒です。濃いお酒のお好きな方には俄然お勧めです。
『众』はまだ新しい銘柄ですが、今後このスペックを更に引き上げた純吟や純大吟が出てきたときが楽しみですね。
クリックよろしくお願いいたします

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と言うよりは、『孝の司』の柴田酒造場が醸した別銘酒ですかね。
『众(ぎん)』という銘酒です。


精米歩合/70%
アルコール分/17度
製造年月/16.2(28BY)
生酛造りは多くの人手を借りなければならないということも含めて『众』という名前だとか。
「衆」という字の簡略体でもありますが、読み方は「ぎん」。おそらく「吟」という意味も含まれているかもしれません。
岡崎の地酒で、かつ凄そうなものを感じたので購入した次第
飲んでみましょう。
あ、これは僕の好きなタイプの味だ。
含むと焦がしたバターのような香りが広がります。
とにかく濃厚。アミノ酸由来の野太い旨味が冴え渡る。生酛ならではの酸味も伸びてくる感じ。
燗に付けるとより酸が膨らんで野性的に。鋭い切れ味というよりは、大太刀で切るかのような大振りかつヘビーな一振り。
しかし、「神水」ですか……
「「神の水」ともいうべき硬度0.2という極めて硬度の低い軟水」を用いているのだそうで、そんな湧き水が出るから、柴田酒造場のある地域は「神水(かんずい)」と言うのだとか。
なんでもかんでも「神」とつけるのが好きな日本人ですが、まぁ多神教かつ無宗教な国家ですからね。
自然のなかに内在する神……「神即自然」を唱えたスピノザのようなものを感じますがね。
数分数厘、いや、原子や素粒子レベルの物質がどう働くかであらゆる運動や意思が決定されるのだとするなら、あながちスピノザの汎神論は間違ってないかもとかよく思ってたり。
しかしこの神の力、超軟水ゆえに米の味が増大しているからここまで濃厚なのでしょうか?
八丁味噌に代表される名古屋めしのような濃い料理にも負けませんし、幅広く味わえお酒です。濃いお酒のお好きな方には俄然お勧めです。
『众』はまだ新しい銘柄ですが、今後このスペックを更に引き上げた純吟や純大吟が出てきたときが楽しみですね。
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