やっと給料日になりました……
 給料日前は出費も抑えたく、休肝日も兼ねてすこしお休みしてましたが今日から復活です!
 今回はこちらのお酒となります。
 







宏和商工『大吟醸無濾過 艶やかひたち』
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:40%
アルコール度:15度以上16度未満
原材米:山田錦100%使用
 
 宏和商工という会社は蔵元というよりブライダル関連の会社です。他にもそれに付随するかたちでギフトを扱ったり、お酒も醸しているという感じでしょうか。
 自社銘柄としましては日立酒造工場で醸した『二人舞台』というお酒があります。こちらは飲んだことありませんが、まさに結婚式に相応しい名前のお酒ですね。
(それゆえ敬遠したところもありますが、願わくは結婚式で飲んでみたい……)
 
 さてこの『艶やかひたち』ですが、《酒米の王様》とも称される兵庫県産山田錦を40%まで削っています。
 このお酒は日立の小川屋酒店さんで購入しましたが、店主とおぼしきおじさんは「あの『獺祭』と同じレベルでしかも安い」(要約)と自慢げにお勧めしてきたので購入したものです。
 確かに、『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』(旭酒造)と比べたら精米歩合もだいたい同じです。
 


 
 参考に、当該『獺祭』は1年ほど前に買った写真が残ってましたので一応載せてはおきます。
 杜氏制度を廃止し、兵庫県産山田錦を39%または23%の歩合まで削るという方針で知られています。型破りで従来の型にとらわれない、松下村塾的な草莽崛起の日本酒です。旧岩国領とはいえ山口県なだけに。
 1年前は39%レベルの純米大吟醸をあまり飲んだことが無かったため、衝撃的だったのを覚えています。今ならもう少し冷静に味を評価できるかもです。
 それに値段も、写真の『獺祭』が2合ほどのサイズで1000円ほどしましたので、なるほど『艶やかひたち』のほうが2倍くらいお得ですね。 
 
 で、感想に移りますが……
 ん?思ったよりもすっきりしてる!
 吟醸香はあるのですが、『獺祭』のように果実を食べている感がなく、飲み進めるとキレのある辛口が効いてなかなか男性的なお酒です。
 考えてみればアル添だからなぁ……男酒になるところがあるかも。いや、男酒って表現は不適切か。どう「あでやか」なのかだよ……女子アスリート的な、もしくはスリムな体型のモデル的な?うん。そんな感じかも。
 しかしこのすっきり感。食中酒としても優秀ですし、引き締まった辛口が好きならお勧めできるお酒です。
 難点は流通ですかね……日立に行かなければなかなかお目にかかる機会のないお酒でしょうし。
 あと個人的には『獺祭』と比較されたこともあって、そのギャップが大きいところがインパクトがあったかもしれません。
 
 先入観って怖いなぁ……



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