木内酒造『菊盛 純造り』
原料:茨城御前山産ひたち錦
精米歩合:55%
ルコール分:15度


 茨城県に住んでいるからには、茨城の地酒を飲みたいもの。
 今回は茨城県那珂市の地酒『菊盛』です。
 那珂市というと、一部の人は地名からこれを思い浮かべると思われます。
 

 
 アニメならびに映画化もしたヒット作『艦隊これくしょん‐艦これ-』というゲームに登場する那珂ちゃんとか。
 このキャラクターの元ネタは大日本帝国海軍の軍艦である軽巡洋艦那珂に由来しているのですが、この軍艦も那珂川という川に由来を持ちます。実際、那珂市を流れている川でもありますね。
 話が脱線しそうなので戻しますが、木内酒造は那珂川と久慈川の間にあります。
 
 木内酒造のお酒は『常陸野ネストビール』『木内梅酒』は飲んだことありまして、こちらも美味しくお勧めなのですが、この『菊盛』は始めて飲ませていただきます。
 なんで日本酒のブログ書いてるくせに看板作品を先に飲まないんだろう
 
雑味や苦味は無く、辛味と酸味が際立つ。
  吟醸香が真っ直ぐに鼻腔をくすぐる!
  そして鋭く刺さるかのような酸味と辛口、米の旨み!
  これぞ正統派、王道の日本酒ですね。
淡麗辛口の王道の日本酒が好きな方はお勧めです!

 木内酒造の創業は1823年(文政6年)。
 水戸における尊皇攘夷思想の中心的人物である藤田東湖が創業者と親しい関係であり、水戸学を学んだ志士がよく出入りしていたそうな。そんな彼らを支援すべくお酒の名を「菊盛」、すなわち皇室の象徴(菊)としたのだそうです。
 なお、僕は水戸学の聖地ともいえる水戸藩藩校の弘道館に1年ほど前に行ったことがあります。幕末水戸藩の志士に対する理解を深めるなら是非行きたいですね。
 





 水戸学は尊皇攘夷の思想を生み、明治維新への火種となりました。国のあるべき姿を論じ、信じるもののために突き進む志士達は、鋭く世を切り裂き、道を拓いたに違いありません。
 そんな水戸学の思想が顕れたお酒がこの『菊盛』なのかもしれません。
 
 


 今回合わせたのは三幸の柿の種
 こういうキレのいいお酒は柿ピーが相性いいですね。
 量も1合ですし、1袋でちょうどいい感じでした。


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