お久しぶりです、天野こだちです。
だいぶ沈黙してる間に、色々ありすぎて何から書いたらいいのやら。
なので、つい先日、気付きがあったことを書いときます。

今この時のためにこうなったのか……の、瞬間。

霊感セッションや、インナーセルフケアセッション、その他、傾聴も含めて、「自宅にいて完結する仕事」を始めて、十年超。
二十代後半からは、健康とは言い難い体をだましだまし、ギリギリまで外で働いては折れて動けなくなって、を、繰り返し繰り返し。
傷害事件に遭ってからは、PTSDからその他の疾患が次々に増え、一時は薬が合わなくて、寝返りすら打てない寝たきりにまでなった。
乳がんの治療後は、何もかも人並みには出来なくなって、結局、完全に自分一人だけで完結する仕事を、転々と。
在宅のテレアポもフリーライターも、ハンドメイド作家も、カードリーディングonlyの頃も経て、結局霊感を使う仕事に「追い込まれた」。
追い込まれたと思っていた。
つい先日まで。

私にとって霊感は、疎ましいもので、「これがなければ健康な体に生まれたかもしれないのに」という、恨みつらみの対象。
私の楽しいを邪魔するのは、いつでも生まれつき健康でない自分の体。
でも、47年もこんな状態で生き抜いてくれる、愛しい体。
だからこそ、この体で外に出て、一般的な仕事に就きたかったし、人並みな人生を送らせて欲しかった。
ないものねだり。
何も出来なくなって、唯一残ったのが、疎ましく思っている霊感。
皮肉でしかなかった。
ホントについ先日まで。

様々なアレルギーと、その交差反応。
毎日、痛い苦しい痺れる、が、ない日が全くない。
一昨年、十月、新型コロナウイルスのオミクロン株対応二価ワクチンを受けてからずっと、毎日。
自分の体が痛い苦しいばかり感じて、自分がしたいことの半分以下も出来ない。
昼間は倒れないように横になっていて、夜は眠らないように体を起こす。
なるべく朝起きて、インコちゃんのお世話をしたかったから。
でも日によっては喘息の発作、アナフィラキシーの軽い症状で、お世話すら出来なかった。
当然、食べるものの制限や、植物が原因だからおいそれと外出も出来ず、好きな香水やお香、アロマやオイルも、生活から出来るだけ排除することになった。
柑橘もリンゴ桃など果物も、お花もダメ、化粧品も植物由来の成分を使ったり香り付けしたりしててOUT。
生活から「良い香り」と「歯ごたえを感じる食事(火を通しても食べられないもの多数)」を、消し去るしかなかった。
食物アレルギーだから。
そのものが、ただそこにあるだけで目が喉が唇が痛い、腫れる、は序の口。
咳き込む、声枯れ、意識が朦朧とする→意識失う、も、一日に一回はどれかが起こる。
食物アレルギーだから。
大好きだったものの一切を、生活から排除した。
自分に苦痛が返って来るだけだから。
一瞬を楽しむために、下手すると一週間以上の苦痛とストレスを抱える。
それぞれのアレルギー反応は別々だけど、症状は加算ではなく、乗算される現実。
落ち着いてきた頃に、別の反応が出れば、その時点でカウントはゼロに戻る。
香りのいいもの、味わいの深いもの、見て楽しむことさえ、好きなものの一切を排除することにした。
食事にも、彩というものがなくなって、白っぽい食事が続く。
自分に苦痛を感じさせないために。

それが2年。

2年、そういう生活を続けている。

でも、つい最近、私は本当に強運で、人に恵まれてるんだなと気付いた。
あさんぽに出て、敷地内のいつものローズマリーとラベンダーに、いい香りを分けてもらってた時に。

ああ、私が生きる上での苦痛を、この仕事で出会ったひとたちが補ってくれてるんだ。
セキセイインコという形でそばに居てくれた、歴代のインコちゃんたちと同じく。

以前、鈴マリさんの霊感霊視もしもしを受けた時に、「その辺、和解出来そうですよ?」と言われた。
ハーブがちょっと苦手。
シナモンが苦手、ラベンダーが苦手と言う話をした時に。
その頃から、食生活が悲しくなってきていたから、香りと彩りの話になったんだと思う。
マリさんのおかげで、シナモンともラベンダーとも、ローズマリーとも仲良くなれた。
スパイスだと、白こしょうとしょうが。(それ以外はそもそもあまり使わない)
香りや味わいが、生活の中にまた帰って来てくれることが、嬉しくて仕方なかった。
香りが好き、植物が好き、お花が好き。
なのに一切排除しなければならないことが、精神的苦痛でしかなかったから。

梛木赫さんに頼んでいた石ちゃんが、届いた時。
光條院美里さんから、ご好意で一緒に買ってくれた「神玉」が届いた時。
おふたりから届く荷物は、いつもいい香り(非物理)がする。
高い波動、エネルギーとして高周波の、純度の高い鮮烈な香り。
高次元の方々が香らせてくれる香りと、かなり近い。
複雑で、美しく、凛として柔らかく。
甘すぎない、辛すぎもしない、全く嫌味がない。
あきらさんのは、YVES SAINT LAURENTの系統。
だけどもっと複雑で繊細で、「香りの元を一滴ずつ調合したのでは?」くらいの繊細さ。
しかも30種類あるよね?くらい。
繊細すぎて、現実では再現出来ないだろうなと思う。
ルネ・ラリックや、ファベルジェ社の香水瓶のようなイメージ。
誰にも再現出来ないオリジナル、を、強く感じる。
美里さんのもハイブランドだけど、もっと丸い。
どちらかと言うと、CHANELやGIVENCHYに近い系統、少しフェミニン、でもスパイシーで、花よりも遊び心がある、(比較的)甘い香り。
イメージだとエミール・ガレの香水瓶。
華やかで可愛い、でも大人の女性、品良く、ウィットに飛んだ、鮮やかな女性、という感じ。

今の私には、香水そのものは害でしかない。
大好きで集めていた、香水。
海外ブランドばかり、でも、だからこそおふたりからの荷物と、一緒に運ばれてくる高い強いエネルギーの香りが、私には泣くほど嬉しかった。
複雑で繊細で豪奢で、華々しく鮮烈な美しい香り。

しあわせだった。
ことに、気付けた。

私のエクストラハードモードの人生を、彩ってくれるのが「ひと」。
人からもたらされる、奇跡。
マリさんであり、あきらさんであり、美里さんであり。
種族として「人間嫌い!!」な私に、死なせてもらえないから死ねないから生きてる(し、最低限楽しくしたい)私に、「生きててよかった」と思わせてくれる。

ローズマリーの香りを胸いっぱいかいだ時の、肺と共に満たされる心の感激を、なんと捉えよう。

香りを感じる前に、目が喉が唇が歯茎が、って、それが日常の私に。
物理(の香り)では鈴マリさんが。
非物理ではあきらさんと美里さんが。

「追い込まれた」としか思えなかったこの仕事で、出会えたひとたちに助けられてる。
この仕事を始めたから、出会えたひとたちに、いつも、いつも。

間接的に、しあわせを分けてくれる三人には、それぞれ感謝しかないです。
ありがとう。
たくさんたくさん、ありがとうございます。
生きてることが嬉しい、楽しいって、しあわせだって、思えることが嬉しい。

三人それぞれにも。
そして最後まで読んでくれた、あなたにも。
たくさんのありがとうのシャワーを。
たくさんたくさん、雨のように星のように、光のごとく降り注ぎますように。