2024年1月13日(土)
高知教科研例会・高知読者の会を行い13名が参加しました。
前半は『教育』12月号・藤田毅「私立高校の学費負担」をもとに、都道府県で大きく異なっている学費負担の現状やその制度的背景、隠れ教育費の実態について意見交換しました。
意見交換では、教育費無償化、高校版就学援助制度の創設などが出されました。
後半は、高知市小学校教員の実践報告で、学級での学びや遊びの様子とともに、子どもの誕生日を祝うために、子どもたちが毎回内容を自分たちで考え実現していった取り組みが報告されました。さらに、子どもたちとの関係をめぐって失敗した例も報告されました。意見交換では、教師の失敗から学ぶこと、実践記録を書いてこうした場で共有することの重要性が出されました。
昨今のスタンダードは、言われたことをそつなくこなすだけの教師を作り出し、さらには、そもそも教師に何の失敗すらもさせないようにさせており、そこには成長もない、学力テスト体制がそれを支えているという小学校教員の指摘で第1部を終了しました。
次回は2月23日(金・祝)高知民研との共催での学習会です。