もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海

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売れているらしいですね。
30万部突破したとか。
文体が単調なので最初はいかがなものかと思ったのだが
話が進むにつれ物語としてじゅうぶん楽しめた。
最も印象に残ったのは『マネジメント』を読んだ女子マネージャーが
「人を活かすこと」に徹底してこだわったこと。
やはり組織の利点は、人それぞれ異なる専門性を持っていることだと思う。
逆にただ数を集めただけの組織、つまり均質化・平均化した集団は組織と呼ぶにふさわしくないかと。
専門家集団であるからこそ、あらゆる能力を集結したときに
単独では不可能なほど大きな成果を出すことが可能になる。
だからこそ女子マネージャーは「人を活かすこと」にこだわった。
女子マネージャにはない専門性が他の人にはあったから。
当の本人が気づいていない専門性まで発掘した。
そして活かされる側の人間もそれに応えた。
果たしてわたしは活かす側の人間か、活かされる側の人間か。
今のわたしは当然活かされる側の人間でなければならない。
つまり高度な専門性を持たなければならない。
そうして初めて、組織にとっての自分の価値が生まれる。
将来的には活かす側の人間になれたらおもしろいと思う。
けど今は活かされ使われる価値のある能力を養う時期。
オーシャンズ11のオーシャンになるのは年をとってからでいい。
今考えるべきは、組織が目的を達せする上で欠かせないメンバーになることだ。