手術の前日に入院した。

 

私の部屋は8人部屋の大部屋でした。

大部屋が4つあったかな、ほぼ満室。

皆、乳がんでした。

 

明日、手術かと思うと、落ち着かない。

出来ることならこのまま逃げ出したいと思った。

主治医が病室に来てくれた。

先生、とっても忙しいのに、来てくれて、すごーく嬉しかった。

でも明日のことを思うと、先生に残業していないで早く帰ってくださいと言ってしまった。

ほんとはもっと話をしていたかったのだけど、、、

 

とうとう手術の日がやって来た。

リンパへの転移があるのか、転移があればそのまま切ると言われ、

切られたら、腕は上がらなくなるみたいだし、家事のこと考えるとドキドキです。

 

手術台ってこんなに狭いところだったのね。

テレビで見てはいたけど、実際自分で寝てみると身動き取れなかった。

男の人とか身体が大きい人ってどうなんだろうとふと頭をよぎった。

 

先生にやっぱり手術辞めたいと言ってしまった。

先生は私の手を握り、優しい言葉をかけてくれた。

そして、私は絶対失敗しないでと言うと、

先生はドラマを真似て、「私、失敗しないので」と返してくれた。

周りにいた人皆が笑い、私は麻酔を打たれた。

 

目が覚めると、リンパに転移はなかったと言ってくれた。

ただガンは大きくなっていて、やはり全摘しか方法はなかったと言われた。

 

麻酔が切れたら、痛い、とにかく痛い、痛み止めを飲んでも痛い。

2時間おきだったかな~?それとも4時間おきだったか、思い出せないが、

看護師さんが傷を見に来るのが、マジで辛かった。

包帯を巻き直すんだけど、これがめちゃめちゃ痛い。

胸がなくなったこと、まだ受け入れられなくて、傷を見ることが出来なかった。

 

ずーっと仰向けで寝てるせいか、背中というかお尻というかその辺りがまたしんどかった。

やっとその体勢から解放された時はそれだけですごーく嬉しかった。

 

翌日から歩くことも出来るので、同じ日に手術した方と暇があれば話していた気がする。

その人は手術前に抗がん剤を行い、手術の後もまた抗がん剤をすると言っていたけど、

明るく言っていたので、まさかこんなに大変とはその時は思いもしなかった。

 

入院は5日間。

手術で取り出したガンを調べるのに2週間。

結果が出る頃に診察があった。

結果は針生検の時と同じだったので、

今後はホルモン剤で対応すると言われました。

目に見えるガンは全て取り出したけど、全部を取ることは出来ないから、

ホルモン剤でガンを消滅させるようなことを言われたと思います。

ホルモン剤は毎日、朝食後に1粒の錠剤だけでした。

薬嫌いな私でも問題なく飲める小さな粒の薬、味もしないし、飲みやすい。

これを5年、飲むようになると言われました。