昨日,5月25日に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除された。関東圏でいえば
4月7日に宣言が出されてから,実に1ヶ月半にわたって憂鬱な自粛生活が続いた。
まずは一区切りでほっとする。
宣言解除にあたっては安倍首相からの新型コロナウイルス封じ込めに向けた自画自賛の
メッセージがあったが,このウイルスに関してはそう単純ではないようだ。
日本医事新報社に寄せた菅谷氏によれば”日本はやったぞ”風な自画自賛はできない
という。
《菅谷憲夫氏》 慶應義塾大学医学部客員教授,WHO重症インフルエンザガイドライン委員
菅谷氏は今回の新型コロナの”欧米諸国”と”アジア諸国”の発生の違いを述べている。
グラフで見ると差が見える。(データはWHO&厚生労働省HPより)
ロシア,ブラジルを除いた”欧米諸国”で人口当たりの感染者数,死亡者数が多いのが
わかる。中国・韓国・日本は圧倒的に少ない。
他のアジア諸国も欧米とは圧倒的に違う。
(※新型コロナウイルス名はSARS-CoV-2,その病名をCOVID-19と言うらしい)
人口10万人当たりの死亡者で比較するとアジア諸国は2桁違っている。
アジア諸国の中でいえば日本:0.56はフィリピン:0.77に次いで2番目に死亡者が
多い。
理由は分からないとの事だが,考えられることとして,
①人種の差 ②年齢構成の違い(アジアは若年層が多い) ③BCG接種の影響
④欧米では病毒性の強いアジアとは別のコロナが出現した
日本はやったー!式の自画自賛は禁物。
まだまだ油断のならないウイルスである。




