幾度となく 血の雨が降り

幾つもの 生命が 還った

この大地を 踏みしめてみる

頼りない この両足で


一掴みの砂は 幾つもの 夢とともに 

音も無く この手から すり抜けた


あの日見た 眩し過ぎる太陽は 今も この場所で

僕等を 照らしてくれている 筈なのに...



その肉を糧に 燃えたぎる 生命のロウソク

どんなに もがいても あがいても 僕等は

刹那を照らす ロウソクにすぎない...



灯の海の中へと 魂を 休ませて...



また いつの日か この大地を

踏みしめる為に 生まれ堕ちる


今、海の底を 覗いても

過去の人々のメッセージすらも 聴こえてこない

山の頂に立って 空を仰いでみても

過去の 過ちにすら 涙を流せない


僕等は 過ちを 過去に 預り

未来に 引き渡す

過ちを塗り重ね...

僕等は 過ちを 過去に 預り

未来に 引き渡す

避けられぬ 今日を

明日も 繰り返す

その中に 光を 求め



ただ漂う...ただ漂う...