前日の夜から絶食、当日早朝から水分も禁止。

食欲はなかったから絶食は辛くなかった。暑い時期だったので水分摂れないのはちょっと不安だったけど、意外と大丈夫だった。


手術室のあるエリアは子供は入れないし、全身麻酔だから、お迎えの人がいないと帰せないということなので、旦那に仕事休んでもらって、息子は妹に預けた。


染色体検査をするかしないかで朝から旦那とケンカした。
私は性別を知りたかった。たった9週だったけど私のお腹に宿ってくれた子、少しでもこの子のこと、知っておきたかった。
旦那は性別知ってどうするの?検査して染色体異常の有無がわかったとして、次に役に立つの?2〜3万円だって安くないよ。意味ないじゃん。
いつもよりキツい言い方だった。

前日にも、全身麻酔だからなるべく付き添いはいた方がいいと病院から言われてると言ってるのに、「俺が息子見てるから預けなくていいんじゃない?」って言ってきて、「私の話聞いてる?」って、ケンカした。

旦那もショックだっただろうし、急に休み取るの難しい職場だから調整大変でイライラしてたのかもしれないけど、私は初めての手術、全身麻酔ですごく不安なのに、旦那がこんな時に頼りになるどころかこんなこと言う人間だとわかって、この時はもうこの人の子供は産みたくないって、思った。

今はこんな風に思わないけど、あの時は私たち二人とも普通の精神状態じゃなかったんだと思う。子供の前であんなケンカしたの初めてのだった。


担当医はまだ若い女医だった。説明はマニュアル通りな感じだったが、とても丁寧だった。
何枚か書類にサインした後、内診。外来の内診室と違ってカーテンもなく内診台も自分でよじ登るような古いものだったけど、すごく丁寧に見てくれた。
病院側からしたら、間違いがないようにってことなんだろうけど、私は生きている可能性を少しでも探してくれている気がして少し嬉しかった。これだけ診てくれて見えないんだからと、完全に覚悟ができた。


若い女医さんがラインとったんだけど、看護師さんが、「先生、漏れてます」って。やり直して点滴して、少しして「肩に麻酔の注射します」って注射してるのが流産宣告した先生だって思ったら頭がグラッとして、気がついたら手術は終わっていた。

麻酔が切れかかっている時、看護師の会話で「40」「そうなんだ」って聞こえて私の年齢のことだろうな〜40じゃ仕方ないって思うのかな、かわいそうにって思うのかなってぼんやり思った。


車椅子で部屋に戻ってからしばらくして気持ち悪くなったので点滴に吐き気止め入れてもらった。
看護師さんに「お酒弱い?」って聞かれたから「弱いです」って答えたら、「普通12(単位忘れた)使うのに6で麻酔効いたよ」って言われた。

女医さんが若すぎて少し不安だったけど、この看護師さんがいてくれれば大丈夫そうと思えるくらい頼りになるベテランさんだった。

旦那は病院でもパソコンで仕事してた。
本当嫌な会社。

最後の診察は麻酔注射してくれた先生の予定だったらしいんだけど、緊急帝王切開が入ったとのこと。そりゃそっちのが大事よね、誰が診るかなんて知らなかったんだから教えてくれなくてもいいのに、なんて嫌なこと考えてた。
結局別の先生に診てもらった。

染色体検査はしなかったけど、男の子だったと思う。
息子の時もくぅちゃんの時も母の勘は当たったんだよ。


バタバタした1日が終わり、3回目の妊娠も終わった。