東大阪長瀬中学校での講演会!素敵な学校でした! | Cozo Cobun Official Blog

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昨日は東大阪の長瀬中学校での講演会でした!

 

対象は全校生徒の皆さんと教職員の皆さん、そして一部PTAの方々と来賓の方もいらっしゃったようです。
 
 
中学生や高校生の前では、集中が切れてきた時や興味を向ける為に、わざと脱線したり、関係のない話を入れ込むのですが、今回はそれも、ほんの少しだった分、内容の濃い講演会になったと思います。
 
私自身、中学生の時は、前を向いて人の話が聞けない子どもでした。
 
キョロキョロしたり、虫に話しかけたり、時には歩き廻ったり、落ち着きのない子どもだったので、昨日の長瀬中学校の皆さんには少し驚きました。
 
いつも子どもの講演会では話せない、少し突っ込んだ内容や、私の子ども時代の愚かな暴露話、世界にはlgbtqというだけで死刑にされてしまう国がある事、アメリカでYouTubeにメッセージを残して自ら天国に旅立ってしまったジェイミー君の話も少し。。。
 
お招き頂き、お聴き下った長瀬中学校の皆様に感謝です。
 
そこで、私のいつもの人間観察をしてみました。。。
 
何故、こんなに子ども達の表情が素直で豊かなのか。。。
 
何故こんなに子ども達の表情が穏やかなのか。。。
 
それは子ども達に対する先生達の愛情が半端ない事だと思いました。
 
講演会が始まる前に、生徒全員が自己肯定出来るような、子どもの達が自分を好きになれる様な内容を入れて頂けるとありがたいのですが…
の言葉に、こんなに子ども達を思う先生方に深く共感すると共に講演前なのに泣きそうになる私。。。
 
それ以外も先生の口から出るのは生徒の事ばかりなのです。
 
大人と子ども、教師と生徒ではなく、人間同士の関係だからだと思いました。
 
講演活動をしていると、様々な学校に行きます。
 
初めましてだし、部外者だけど、だからこそ見えて来る事がある。。。
 
舞台上だからこそ、全体の子ども達の表情が見て取れる。。。
 
客観的に学校全体の教師と生徒の関係性が見ててくる。。。
 
今は荒れてる学校は少ないけど、ここまでいい顔してる子どもが多い中学校は珍しい。。。
 
やっぱり学校って一つのコミュニティであり、社会の縮図かもしれません。
 
最後に前々から思ってる学校に関する絵描きの視点ですが、学校全体の建築に使われている色合いは、絶対子どもの心に表情に関係あると思います。
 
多分無意識だと思いますが、長瀬中学校には、子ども達の心が落ち着つ、優しい色の組み合わせが多い。
 
そして太陽の光の差し込み角度が優しい。
 
学校の外観の塗装の色はもちろんですが、体育館の扉の少し濃いめのティファニー色の水色に対し、靴を脱ぎ履きする時のスカイブルーのプラスチック製の敷物とのコントラスト、木製の下駄箱と壁のアイボリー色。。。
 
他にも渡り廊下から見える運動場のバランスなど、無意識で些細な事かもしれないけど、毎日毎日通ってる子ども達の心には少なからず影響を与えると思うのです。。。
 
いつか、学校全体の色合いが子どもに及ぼす関係性について研究して、作品に反映させてみたい。。。
 
出来る事なら、日本でも、もっと学校を作る段階でアーティストの意見を取り入れても良いかもしれません。
 
毎日無意識に過ごす空間だから、意識的に作る事が大切だと思う。。。
 
毎日の積み重ねが感性を司る。。。
 
大人になって何か辛い事があったとき、思い出すだけで癒される場所がある子ども達は幸せだと思う。。。
 
世の中には教師自ら子どもをいじめる大人もいますが、そんな教師はほんの一部だと信じています。
 
 
人は死にたくなった時、その環境が否定しない、優しい環境なら、悩みを打ち明け相談出来る。
 
どんな環境を作るかで、どんな子どもが育つのかが決まるのかもしれません。。。
 
 
そんな事を考えさせられた長瀬中学校での講演会でした。
 
私の衣装は完全にしっぱでした。
 
完全に背景に同化してしまってます。。。(≧∇≦)
 

 

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