1 西野亮廣氏のアドバイス

前回に続いて,株式会社ニシノコンサルに出演したときのことを紹介したいと思います。

詳しくは番組を見てもらえればよいのですが,編集でカットされた部分もありました。

 

2 広告

インターネット広告は,多くの法律事務所が行っていますが,2種類のアプローチがあります。

トップページに,事務所を出すか(A),案件を出すか (B) ,ということです。

 

(A)は,まず法律事務所を紹介し,その次に様々な事件の説明を置くというアプローチです。「我々はこういう法律事務所です。そして,このような種類の事件を扱っています」という流れになります。

 

(B)は,事件の種類毎にサイトを作成し,トップページからすぐに事件毎の内容を説明し,「あなたがお悩みのこの案件について,私たちはこのように解決します」というアプローチをとります。

 

3 相談者の気持

相談者は,法律事務所のことを知りたいのではなく,自分が抱えている問題をどう解決できるのかが知りたいのです。

 

インターネットで検索する場合,ただ「弁護士」とか「法律事務所」と入れるのではなく,必ず,「交通事故」,「遺言」,「離婚慰謝料」などと自分の知りたいテーマを検索します。

 

ですから,「そのお悩みは弁護士がこう解決します」というように,具体的な悩みから入っていくことが大切だと言われました。

 

あらゆる業界において,プロダクトアウトからマーケットインへの流れが加速しており,弁護士も例外ではないと知らされました。

 

4 電話

また,弁護士に相談しようとすると,何らかの方法で法律事務所にアクセスする必要があります。

 

普通は電話をかけて相談の予約をしますが,最近は電話をかけることは大変ハードルが高いと言われました。

特に若い人は電話に対して,抵抗があるとのことでした。

 

5 メールやフォーム

では,メールはどうかということですが,メールも無理だと言われます。

西野氏自身,メールや電話はほぼしないと言っていました。

 

HPに入力フォームを置いたりしますが,フォーム入力も抵抗がある人が多いということでした。

最近はスマホからですので,住所の入力は困難です。最小限の入力にしておくべきと言われました。

最近の若い人は,LINEがよいとのことでした。

常に顧客目線でなければならないと反省させられました。

 

6 ニシノコンサル

番組には,堀江貴文氏,前田裕二氏,中田敦彦氏,箕輪厚介氏などもよく出演しています。

 

西野亮廣をはじめとして,彼らはとにかく前向きに新しいことにチャレンジしているのが共通点です。

もがきながらも,なぜ生きるのか,生きる意味は何かの答えを必死になって見つけようとしているように感じます。

 

とても大切なことです。