急登の果て、女神が微笑む

  「雨飾山(あまかざりやま)」登山へ

                   (1963m)

 

この山は、新潟・長野の県境にある百名山の一つになります。

今回、9年振り2回目の登頂でした。

訪れたのがちょうど紅葉の時期と重なった為、平日にもかかわらず沢山のハイカーが来ていました。また、天気は曇りでしたが、山が雲に覆われる事がなく、割と遠方まで見渡せる状況で恵まれました。

それでは、その時の様子をご紹介します。

辿ったコースは、雨飾高原キャンプ場の駐車場から頂上を目指すピストンでした。

 

国道148号線から県道114号線に入り、小谷温泉経由で雨飾高原キャンプ場の駐車場まで来ました。なお、7時到着時点で既に駐車場が満車で、300m程手前の第2駐車場に駐めました。

 

駐車場奥が登山口になります。一旦、道が下り加減になります。

 

暫く木道の道を辿ります。

 

そして、いよいよ登りに差し掛かります。いきなりキツい登りです。

 

歩を進めるにつれ、紅葉が見られるようになりました。

 

ブナの木々を見ながら紅葉のトンネルを進みます。

 

「ブナ平」を通過します。

 

「荒菅沢」の手前で、「雨飾山」を展望する所へ出ます。紅葉が美しいです。

なおここから沢まで、数十メートル急降下します。

 

急降下して「荒菅沢」に着きました。ここは休憩するのに良いポイントです。

 

「荒菅沢」から山を見上げた風景。

 

「荒菅沢」を過ぎると、更に紅葉が素晴らしいです。

 

 

紅葉も美しいのですが、「荒菅沢」から先は一番の急登ポイントになります。

 

紅葉のトンネルを潜りながら急登を進みます。

 

ある程度登り切ると景色が良くなります。左下に休憩した「荒菅沢」、中央やや左奥にスタート地点の駐車場が見えます。

 

岩場の難所が現れました。

 

この岩場を登って行きます。

 

急なハシゴも現れます。

 

急登を過ぎると「笹平」に出ます。頂上目指して笹原の道を突き抜けて行きます。

 

途中、「荒菅沢」を見下ろすポイントもあります。

 

頂上直下まで来ました。最後の急登です。

 

「雨飾山」頂上到着です!!(1963m)

スタートからここまで3時間半の道のりでした。

 

頂上付近はこんな感じで、2つのコブになっています。

 

「笹平」を見下ろすと登山道が人の顔のように見えます。「女神の横顔」と呼ばれています。頂上からしか望めない風景です。

 

 

 

北方面を望むと糸魚川市街と日本海が見えます。海の向こうにうっすらと能登半島も見えました。

 

西には「北アルプス」が一望です。

 

ズームアップ!! 中央に「白馬岳」、左に「白馬鑓ヶ岳」、右に見えるのは「雪倉岳」?と思われます。

 

更に視線を左に移すと、「五竜岳」、双耳峰の「鹿島槍ヶ岳」が見えます。

 

更に左をズームアップすると、槍・穂高方面が見えます。

 

南には「高妻山」や「戸隠山」が見えます。

 

東に「焼山」が垣間見られます。

 

頂上(最高部)から、もう一つのコブを眺めた風景

 

そのコブから最高部を眺めたところ

 

うっすらと日本海に浮かぶ佐渡島の島影が確認出来ました。

 

それでは、下山します。紅葉を望みながら急降下します。

 

曇り空にもかかわらず、視界が良かったのはラッキーでした。この時期の頂上は流石に風が冷たかったですが、いつまで見ていても飽きない風景でした。標高の高い山は、今年はこれで終了になるかもしれませんね。